ホラーの刃先 〜edge of the horror〜 エッジ・オブ・ジ・ホラー

ホラー小説、ホラー映画の紹介・論評サイト。恐怖や怪談、怖い話が好きな人へ贈るホラーサイトです。

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[ ホラー映画紹介 ]

ホラー映画「悪魔のいけにえ」

「悪魔のいけにえ」は1974年アメリカのホラー映画。
監督は「ポルターガイスト」(1982年でこっちのほうがずっと後なんだけど)などのホラー職人トビー・フーバー。
この「悪魔のいけにえ」が、トビー・フーバーの商業映画初作品です。

ホラーベスト10に入る恐怖映画だ。
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ドライブをする若者五人を襲う悲劇。犯人は↑?……まあそうなんだけど

筋書きらしいものはなく、ただ襲われる五人の若者。

しかし恐怖・怖さの質は異質だ。
よくある、「急に襲ってきてビックリ」系ホラーとか、
「来るぞ来るぞ来るぞでゾクリゾクリゾクリ」系ホラーなんかとはちょっと違う。

呪わしく、おぞましい、ホラーだ。
それも自分の精神が汚染されていくような怖さである。

とはいえ何も考えてない監督か、というとそうでもなく、独自の恐怖の文法に従って構成されている。
筋はないが、恐怖の観点からはよく整理されたホラー映画だ。

それは例えば、一人殺されるたびに殺人鬼の家が徐々に明らかになっていくという文脈(カメラ割り)であったり、三人目が殺されるときのカメラアングルであったり、そういうあたりは非常に上手い。
(そこに限らず、撮り方は全体を通じて上手い)

また、笑いと恐怖は共通の感情だ、という説に従えば、二人目のときのニワトリの鳴き声は……
狙ってやってるのだろう。
異能の演出だ。

被害者側以上に、加害者側の構造がおぞましい。
世界的に見ても、屠殺業者は被差別階級に属していて、日本でも穢多として、犬神筋と同じく差別されていた。
本作品の、曖昧なおぞましさはこのあたりから来ているようだ。
人間性が否定され、動物的な……

ラストシーンも狂気。


ちなみに、映像的には「2001年宇宙の旅」(1968年)の影響を受けている。
併せて見ると面白い。
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ビューティーポータル美市美座

[ ホラー映画紹介 ]

ホラー映画「サスペリア」

「サスペリア」は1977年のイタリア映画。
監督はイタリアンホラーの帝王、ダリオ・アルジェント。
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嵐の夜。空港。
ヨーロッパのバレエ学校に入学したアメリカ娘のスージー。
しかしその学校には、怪異が渦巻いていた……


もう20年近く前に「インディ・ジョーンズ1」を見たときは、すごく面白かったのだけれども、先日たまたま昼間にTVで再放送をしていたのをちらりと見て、ひどく衝撃を受けた。
……こんなにつまらなかったっけ、インディ・ジョーンズって?

昔の作品があまり楽しめない、というのはエンターテイメントの一般的傾向かもしれない。
ホラー映画もそうした傾向があって、ほとんど古い作品は今の鑑賞眼に耐えられない。
もちろん、時間の経過に耐える作品も、稀にはあるのだが。

「サスペリア」は、耐えられなかった作品のようだ。

結局、筋と演出、ということになるのだが、「サスペリア」の場合、筋はないに等しい。
ホラーの場合、演出だけでも勝負できるが、ゴブリンの音楽もやりすぎのような気がするし、映像的にも……どうでしたか?

ところで現在2007年もまた、オカルトブームといえそうだ。
スピリチュアルカウンセラーと名前を変えているようだが。

本作もまた、1970年代に流行したオカルトホラーの一つである。
面白いのは1970年代のオカルトブームと、現在のオカルトブームの質の違いだろうか?

本作を見ていて思うのは、1970年代のオカルトは、「人間は滅びる」「決して救われない」という、絶望主義的なオカルトだということだ。
時代背景には、やはり核戦争の現実的可能性というのがあったのだろう。

これに対して現在のオカルトブームは(いろいろと薄化粧はしているようだが)、基本的に救済的だということ。
しかしそっちのほうがタチが悪いんじゃないか、と思うのは、私がニヒリストだからだろうか?

そんな下らないことを考えてしまった映画である。
退屈しのぎにはなりそうだ。
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[ ホラー映画紹介 ]

ホラー映画「ローズマリーの赤ちゃん」

「ローズマリーの赤ちゃん」は、アイラ・レヴィン原作の同名作品を、ロマン・ポランスキー監督が映画化したホラー作品。

アイラ・レヴィンは「死の接吻」でデビュー後、長らく小説から離れていたのだが、十数年ぶりに筆を取ったのが、このホラー「ローズマリーの赤ちゃん」だ。

ちなみに「死の接吻」は倒叙型スタイルをとりながらも一工夫加えた、一風変わったミステリ小説である。
寡作の作家ながら、すべて傑作という優れた作家だ。
本質的にはミステリ系で、ホラー作家ではない。
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売れない俳優ガイとその妻ローズマリーは、待望の子を授かる。
しかし、ローズマリーの身の回りで、おかしなことが徐々に起こり始める。
隣家の老夫婦、産科の医師、なにかがおかしい……


ホラー映画といっても、ハラハラドキドキするような怖さはない。
ホラーの範疇なのかどうかも微妙な作品である。

ストーリーの紹介はあまりしないほうが良さそうだ。
おそらくこの作品、20代男性だと、つまらないと感じてしまうのではないかと思う。
心理的な怖さ、というのは、かったるい部分もある。

そういうことも、あまり語らないほうが良いのだろう。
題名だけ覚えたらあとは全て忘れ去り、いつか視聴するのが吉。
予備知識は持たないほうが良さそうだ。原作も後回しがいいだろう(原作は傑作だが)。

ホラー映画「ローズマリーの赤ちゃん」には、陰惨な出来事がまとわりついた。
映画で使われたダコタ・ハウスは、後年にジョン・レノンが射殺された現場である。
ニューヨークガイドからダコタ・ハウスのページ。
ジョン・レノン殺害を扱った映画、チャプター27の公式ページ。公開は2007年12月。

また、監督ロマン・ポランスキーも後年になって、強盗の被害に遭い、妊娠9ヶ月の妻(シャロン・テート)を喪っている。
チャールズ・マンソン事件(ややグロ画像が一枚あるので注意)

ちなみにロマン・ポランスキーはその後、ジャック・ニコルソン邸で13歳の子に性的行為をしたということで逮捕・起訴されたが、ヨーロッパへ逃亡している。懲役50年以上という刑が、アメリカでは確定している。

その後、「戦場のピアニスト」でアカデミー賞を取った。
第二次世界大戦時はユダヤ狩りを生き延びた人で、波瀾の人生である。
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[ ホラー映画紹介 ]

ホラー映画「ドーン・オブ・ザ・デッド」

ホラー映画「ドーン・オブ・ザ・デッド」は1978年の名作、「ゾンビ」のリメイク版だ。
監督は「300〜スリー・ハンドレッド」のザック・スナイダー。
「ゾンビ」の監督、ジョージ・A・ロメロみずから脚本に参加している。

もちろん本作もゾンビ映画で、「28日後……」と同じく、全速力で疾走するゾンビだ。
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ゾンビの神様、ジョージ・A・ロメロの軌跡を少し辿ってみよう。

1968年 ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生
1978年 ゾンビ
1985年 死霊のえじき

いわゆるロメロ三部作である。
(肉食欲に取り憑かれ、能を破壊されるまで死なない、というゾンビの造形を作り上げたのが、ジョージ・A・ロメロ監督の「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生」だ)

1990年 ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀
2004年 ドーン・オブ・ザ・デッド

となっている。
ジョージ・A・ロメロは、社会的視点を持っていて、本人自身、「ゾンビの誕生はベトナム戦争、ゾンビは消費社会、死霊のえじきは右傾化したアメリカ」をモチーフにしていると語っている。
もっともエンターテイメントとしての面白味のほうが強い。

さて、本作は「ゾンビ」のリメイクだが、舞台としてショッピング・モールを採用している以外、「ゾンビ」との類似性は少ない。
非常にエンターテイメント性の高い作品に仕上がっている。

平凡な看護婦アナの寝室に、近所の娘ヴィヴィアンが訪れる。額には重傷を負っている。
夫のルイスが駆け寄ると、ヴィヴィアンはルイスの首筋を噛み切る。
失血死したルイスは立ち上がり、アナに襲い掛かるのだった……


冒頭から流れは速い。そして笑える。

ショッピング・モールに逃げ込んだアナと仲間たち。
長きに渡る籠城のあと、彼らは脱出を決意する。


数千、数万とショッピング・モールを取り囲む、群衆のようなゾンビたちを、装甲車のように改造した軽バスで突っ切っていく。
ゲーム的な爽快感だ。

中盤ややダレるし、詰め込みすぎて焦点がボヤけた感もあるが、エンターテイメントとしての出来は非常に高い。
登場人物がそれぞれに生の輝きを放つ、ゾンビ疾走エンタメ映画だ。
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[ 最新ホラー映画・DVDニュース ]

2007年9月のホラー映画ニュース

□■□ ホラー映画ニュース □■□


「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」(9月1日公開)

「チャーリーとパパの飛行機」(9月1日公開)
   父の死と感動のファンタジー

「ウィッカーマン」(9月1日公開)
   カルト映画のリメイクだが、ダメダメ映画

「デス・プルーフ in グラインドハウス」(9月1日公開)  公式サイト
   ホラーへのオマージュ by タランティーノ


「ホステル2」(9月8日公開)  オフィシャルサイト
   拷問映画

「一万年、後....。」(9月8日公開)
   SFコメディ

「壁男」(9月8日公開)  公式サイト
   諸星大二郎原作

「プラネット・テラー in グラインドハウス」
(9月22日公開)  公式サイト
   ホラーへのオマージュ by タランティーノ



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[ 最新ホラー映画・DVDニュース ]

2007年8月のニュース

お気に入り(ブックマーカー)を増やそう新企画。
月1更新のホラーニュース8月版です。



□■□ ホラー映画ニュース □■□


「怪談」(8月4日公開)
   美しい、と評判の時代劇恋愛怪談

「呪怨 パンデミック」(8月11日公開)
   はりせんぼんや森三中を使った吹き替え版は最低、との評。

「伝染歌」(8月25日公開)  goo映画予告編のページ
   秋元康企画。AKB48出演のアイドル映画?



□■□ ホラーDVDニュース □■□


「怪奇 兎男」(8月24日発売)
   アメリカ映画。遺伝子操作で兎男となった男が殺人を繰り返す……?

「ビリーバーズ」(8月24日発売)
   カルト教団に拉致された男二人の脱走劇。監督は「ブレア・ウィッチ」のダニエル・マイリック

「メイド 冥土」(8月24日発売)
   シンガポールで大ヒットしたメイドさん死霊映画。期待できるかも?

「レストストップ デッドアヘッド」(8月24日発売)
   トラック野郎に美女が襲われる15禁エログロ映画



右サイドバーのカテゴリ、「最新ホラー映画・DVDニュース」も参照してください。
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[ ホラー映画紹介 ]

ホラー映画「28日後……」

「28日後……」は2002年イギリスのホラー映画である。
監督はダニー・ボイル。主演にキリアン・マーフィ、ナオミ・ハリスら。
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霊長類研究所から致死性のウィルスが漏洩してしまう。
それは、感染すると凶暴性を発揮するという恐るべきウィルスだった。
そのウィルスがイギリス全土を覆い尽くす、という設定である。

事故で入院していたジム(キリアン・マーフィ)が目を覚ますと、そこは誰もいない病院だった。
市内にも誰もいない。
教会で「ハロー?」と呼びかけると、突然、感染者が彼を襲いはじめる。
ジムを助けたのはセリーナ(ナオミ・ハリス)だった。

ジムらに加わった親子とともに、救援軍のいる場所を目指すジム一行だが……


冒頭は印象的。
ゾンビ(感染者)も、最初のうちはかなり怖い。
全編を通じて虚無感が漂っている。
しかし。

すでに多くの人が言っているように、よくいえばオマージュで、悪く言えばパクリ。
多くのホラー映画や前衛映画を見ているほど、既視感を強く感じるだろう。
ゾンビ、バニラ・スカイ、死霊のえじき、バイオハザードなど、多くの作品と類似する。

街並みは美しい。
しかし、これらの映像も、元ネタがわかってしまうと、「観客のための映像美」ではなく、「(監督の過剰な)自負心としての映像美」でしかないように感じられてしまう。

まるで、「見て!僕を見て!そして高く評価して!」と言われているようだ。
押しつけがましい作家性とでもいうのだろうか。
オマージュではなくパクリだ、といわれる遠因はこのあたりにある。

シナリオの練り込みも甘く、ゾンビも怖くなくなっていく。
その代わり、人間を描いた、といえなくもないが……
評価は見る人による。

どこがよくないのか、と聞かれると難しい。
だが、ダニー・ボイルは、根本的に何かを履き違えている監督だ。
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[ ホラー映画紹介 ]

エロティックホラー「犬神の悪霊」

「悪霊」と書いて「たたり」と読む。
1970年代に撮られた日本のエロティックホラー映画。
ホラー映画のなかでもオカルト系で、日本では珍しい系統の作品になる。

監督は「女囚さそり」で有名な伊藤俊也。
俳優は大和田伸也、泉じゅん、など。
子役の長谷川真砂美が愛らしい。

1977年に公開され一度ビデオ化されたが、その後は再販されることのなかった幻の作品。
一説には、犬神差別をモチーフにしたから再販されなかったとも言われているが……
その作品が、今年(2007年)夏にDVD化された。
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最初の、
♪ル〜ルルルル〜(ヒョゥ)ル〜ルルルル〜(ヒョゥ)
というあたりからすでに独特の世界である(というより笑える)。
(DVDのおまけ、映画予告も可笑しくて仕方ない)

加納竜次(=大和田伸也)は仲間とともにある地方の山村へ、ウラン鉱脈を探している。
有望な鉱脈を見つけたその日、しかし過失で祠を壊し、犬を殺してしまう。


冒頭はキャリーに似る。
ということは……そう、その通り、フルヌードのスロー映像。
シーン変わって祠を壊した次の映像は、なんと半年後。
この作品、恐るべき展開の早さを誇る。

披露宴の直後、一緒に鉱脈を探した仲間たちが次々と狂死する。
さらに妻となった麗子(=泉じゅん)もまた犬神の呪いに巻き込まれていく。
徐々に精神に異常を来していく麗子。


友人の葬儀のあと、さらに野犬に襲われるもう一人の友人は無惨にも噛み殺される。
しかし野犬はなぜか純血シェパード軍団だ。

精神病院でも治らなかった麗子を連れて、竜次は麗子の実家へ戻る。
麗子の家族と村人は犬神払いを始めるのだった。
赤米をくれれば去るという憑き物に、村人は赤米で麗子を愛撫するが……


憑き物落としのシーンで絶頂に達する麗子……
なんていうか、もう、すごいテンションの映画である。

と、実はここまででまだ話の3分の1程度までしか来ていない。
展開力恐るべし、である。

「観客も相手の選手も気がつかない、味方の選手だけが気がついているところにパスが出ましたね」
(サッカー解説の風間八尋によるアーセナル論評)
しかしこの映画の場合、制作会社も俳優も、もしかしたら監督も気がつかない方向へと話は進んでいく。
観客は、ただ呆然と見守るほかはない。

ラストはバトルホラーモードへ突入。
しかしこれも微妙なエロスが忍び込んでいる。
そして大落ちは……

ストーリーが破綻しているだとか言ってることがおかしいだとか、そういう些末なことは一切無視して楽しみたい映画だ。
分析するならばむしろエロ方向からだ。エロスの整合性のみ高い作品である。

「忠臣蔵外伝四谷怪談」と双肩を並べる二大爆笑エロティックホラーだ。
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スラッシャーホラー「13日の金曜日 PART2」

「13日の金曜日」、「エルム街の悪夢」、「ハロウィン」をアメリカ三大ホラーというそうで、またスプラッタホラーではなくスラッシャーホラーと呼ぶ人もいる。

スプラッタは字義通りグチャドロ系だが、スラッシャーはよく分からない。
定義的には、殺人鬼に若者が連続して殺される作品を総称するようだが。

殺す側に視点を移した表現なのかもしれない。
ジェイソン・フレディ・ブギーマンに好意的な見方ということだろうか?
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またしてもクリスタル湖キャンプへやってきた若者たち。
彼らを襲う黒い影は一体……


まあ黒い影は一体といったって"彼"に決まっているわけですが。
ちなみに映画冒頭から、第1作のネタバレ全開なので、第一作を先に見ましょう。
(今更言うほどのことでもないけれど)

第一作に比べるとかなり質が落ちる。
第二作と第三作の監督はスティーブ・マイナーで、有能な監督ではなかった。
ストーリーもアレだがキャスティングも相当どうかしている。

第一作・第四作・第七作・第十作あたりだけ見ておけばいいシリーズだ。

悲しいことを言ってしまえば、シリーズ化された最大の要因は「低予算で高収益」という点に尽きる。
我々のジェイソンは、悲しいかな、裏では超ヤリ手の営業マンだったのである。
スラッシャーホラーとは、若者から金をふんだくる映画のことかもしれない。
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[ ホラー映画紹介 ]

ホラー映画「ハロウィン」

「ハロウィン」は1978年に公開されたホラー映画。
監督はホラーでおなじみのジョン・カーペンター。
ヒロインに絶叫クイーンことジェイミー・リー・カーティス。
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ちなみに初代絶叫クイーンはフェイ・レイ(「キング・コング」)、二代目?がジャネット・リー(「サイコ」)、三代目?が本作のジェイミー・リー・カーティスとされている模様です(別に賞があるわけでなく、単なる世評ですが)。

絶叫クイーンとは、叫び芸で観客を恐怖のどん底に叩き込む稀代の女優のことです。
ジャネット・リーとジェイミー・リー・カーティスは親子。絶叫ホラーの遺伝子ですね。

6歳のときに姉を刺殺したマイケル・マイヤーズ(ブギーマン)。
精神病院での長期に渡る治療監禁も空しく、15年後、マイケルは病院を脱走する。
それを追う担当精神科医のルーミス。

公用車を奪ったマイケルは、生家のあるイリノイ州ハドンフィールドへ向かう。
奪った作業服に身を包み、ゴム製の白いハロウィンマスクを被って、マイケルは人を殺し始める。
狙われたのは女子高生のローリーだが……


当時の全米で大ヒットし、これを参考として「13日の金曜日」が作られました。
そして「エルム街の悪夢」へと繋がっていきます。
しかし本作は、今の目で見ると、微妙な作品です。

ただ、ホラーの系譜を辿ると、ひとつ浮かび上がってくる作品といえそうです。

この先の「悪魔のいけにえ」あたりまで行くとサイコ系殺人鬼の元祖となります。
本作が中興の祖といったところでしょうか。
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[ ホラー小説紹介 ]

ヘンリー・ジェイムズ「ねじの回転」

ヘンリー・ジェイムズの「ねじの回転」は、1898年のイギリスで書かれたホラー小説である。
心霊小説の古典であり、S・キングが「たたり」と並べて絶賛していることで有名だ。
非常に難解な作品である。

ちなみに恩田陸も同名の作品を出しているが、2.26事件を扱ったタイムトラベルSFとのことで、本作との関係は全くないようだ。

東京創元社と新潮社からそれぞれ文庫で出ており、入手は容易だろう。
画像は新潮社の表紙。
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クリスマスイブのパーティーでは幽霊譚を話すのが恒例となっている。
皆に請われて、ダグラスは長年秘めてきた心霊譚を話し始める……

出だしはツルゲーネフの「はつ恋」を思わせる。
本編の語り部は家庭教師の少女が務めることになる。

叔父以外に身寄りのないフローラとマイルズ。
裕福な家に住む彼らの元へ、新任の家庭教師がやってくる。
彼女は叔父に請われて雇われた、20歳の少女だった。

子供たちは前任の教師、ジェスルとその愛人クウィントと幽霊に取り憑かれているらしい。
彼女もまたその幽霊を目撃する。
彼女は取り憑かれた子供たちを救おうと、策を巡らす……

表面上の筋書きはこの通り。
しかし語り部は「家庭教師」であり、真実性は担保されない。

本編の解釈は古来から様々あり、もっとも有力なのは、
「全ては語り部の妄想で、雇い主の叔父を恋するあまりに起こした騒動」
という説である。
確かにそういう見方も可能で、それが最も怖い読み方だろう。

じっくり読みたい作品である。
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[ ホラー映画紹介 ]

「遊星からの物体X」

「遊星からの物体X」は1982年、ジョン・カーペンター監督の手による作品。
ジョン・カーペンターはB級SFホラー監督と見なされがちだが、しっかりとした映画を作る監督だと思う。

(「羊たちの沈没」(ミスタッチではなく「…の沈没」という駄作があるのだ)に男優で出ているが……)

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宇宙船に乗って地球へやってきた謎のクリーチャー……
マクレディらはアメリカ南極基地の隊員である。
ある出来事がきっかけで、遠く離れたノルウェー隊の基地へ行くと、ノルウェー隊は全滅していた。
顔から別の顔が生える異様な死に様で。

序盤はやや単調だろうか。
デンデン……デンデン……(音楽も単調なリズムを重ねる)

解剖その他の結果、謎のクリーチャーに襲われたことが判明する。
疑心暗鬼に襲われる隊員たち。
やがて彼らはお互いを疑い始め……

筋書きやクリーチャーはエイリアン1に似ている。
エイリアン1は1979年で、本作より3年前に制作されている。
もっとも、本作は1951年「遊星よりの物体X」のリメイクで、また原作はSF「影が行く」(J・W・キャンベル)であり、エイリアンのパクリというには当たらない。
総合的にはエイリアンに及ばないが、独特の味わいがある作品だ。

デンデン……デンデン……
謎を孕んだラストは秀逸。
カーペンター監督は「そうではない」と言っているが、そこはそうでしょう?といいたくなる作品である。

デンデン……デンデン……
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[ ホラー以外の作品 ]

映画「世界大戦争」

もっと怖い映画かと思ってたら全然怖くなかったという話。
覚え書き程度に書き留めておく。

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昭和36年東宝製作
フランキー堺主演(画像左下)
画像中央の二人は宝田明と星由里子。

第二次世界大戦から十数年、復興を果たした日本の市井に住む田村茂吉(フランキー堺)。
タクシー運転手の茂吉は世界情勢など気にも掛けず、わずかな小銭と株価の動静に一喜一憂する家族持ちの男である。

しかし徐々に大戦争が近づいてきていた……
ついに核戦争が始まってしまう。
世界の首都はすべて火の海となり、東京もまた真っ赤に燃え上がるのだった。

というお話。

日本における核戦争映画の古典的傑作とされており、世評は高い。
しかし、私には「いい作品」とは思えなかった。

古典作品の評価基準は、当時の評価基準に従い、さらに歴史的価値を考慮することになる。
たいがいの場合、古典作品の評価は上乗せが大きすぎるようだ。
また、評価基準があいまいな場合も少なくない。

古典の核戦争モノといえば、「Dr.ストレンジラブ 博士の異常な愛情」(キューブリック)と、題名は忘れてしまったが同旨のアメリカ映画がある。
これを当時の評価基準とすれば、「世界大戦争」はストレンジラブよりずっと落ちる。
(実際、ストレンジラブを意識したシーンは、飛行機乗員や内閣会議など多々見受けられる。そのわりに粗が目立っている)

筋書き自体がかなり甘く、なぜ主人公が彼らでなければならなかったのか?
途中で挿入される核戦争危機のエピソードも、本編と具体的関連を欠く。そのため単純なクライシスにとどまり、サスペンス的興味を引くものではない。
最後の核戦争で、主人公たちはなぜ逃げようとしないのか?

劇内部の疑問も多いのだが、劇作としての根本的疑問に応えていない。

つまり、劇作的効果が上がらないように設計されているのだ。

核に対して平均的日本人が共有する「ある種の感情」は、劇作的効果を希望しない方向へ作用するのは、たぶんおそらく事実だろう。
(たしかに核でハリウッド映画やられると……微妙なわだかまりは残る)

しかし映画の評価においてそれを前提する気は毛頭なく、ならば駄作と断じるべきであろう。
むしろお涙頂戴的演出が腹立たしく、それを材料に道徳を語るのは歓迎できない。
映画でも芸術でもない。
同胞が共有する感情に媚びているだけの駄作である。
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[ ホラー小説紹介 ]

ディーン・クーンツ「デモン・シード」(完全版)

ディーン・クーンツは「ホラーなハーレクインロマンス」だ、というのは前にも書いた通りで、正直なところ、あまり好きな作家ではない。

元々はSF作家としてデビューしたが、ミステリやホラーも書いている。
むしろジャンルミックスの作家という印象が強い。
ペンネームを数多く用いていることでも有名だ。
(現在はディーン・クーンツで統一している)

「デモン・シード」(完全版)は1973年に本名で出した作品を、1997年に全面改稿した作品。
旧版は集英社と思われる。現在は絶版だがamazonなどで入手は簡単だろう。
完全版は創元文庫。

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人工知能≪プロテウス≫は、離婚したばかりのゲームデザイナー、スーザンに恋をする。
大学の研究室で生み出された≪プロテウス≫は、スーザン邸の邸宅用コンピュータ制御回路を乗っ取り、スーザンを監禁する。
≪プロテウス≫の夢はスーザンと交わること。≪プロテウス≫の恋は叶うのか?

クーンツというのは、ラスト20ページくらいまでは非常に面白い作家なのだが、最後は肩すかし、腰砕けで終わる作家である。
登場人物はみな曲者ばかりで、スーザン、≪プロテウス≫はもちろん、スーザンの前夫にして≪プロテウス≫の製作者アレックスは陰険で暴力的だし、また≪プロテウス≫の"協力者"も危険な人物である。

語り口は面白い。
神の視点での描写から突然≪プロテウス≫のモノローグが入るなど、奇妙な描き方となっている。
≪プロテウス≫の苦悩と腐心の裏側に、狂気があることを示唆した描き方となっている。

魅力的な登場人物とストーリー設定に対し、しかし、本作もやはりラストは……という印象は残る。
惜しまれる。しかしクーンツは、私にとっていつも惜しまれて終わる作家である。
量産型ザクの設計思想は非常に優れていて云々だがしかし、という感じの作家だろう。

映画化は1977年。
未見だがB級の秀作(あるいは駄作)である模様。DVD化されている。
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[ ホラー映画紹介 ]

ホラー映画「キャリー」

キャリーは今までに三回作られている。
1976年ブライアン・デ・パルマ監督のキャリー。
1999年カット・シア監督のキャリー2(2とあるが筋は同じ)。
2002年TVでやったキャリー。

ブライアン・デ・パルマ監督の名作「キャリー」(1976年)。
儚げな音楽で飾られた、怖くない青春ホラーの名作。
珍しく原作者S・キングが絶賛した作品である。
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プロムを目前に控えたユーイン高校。
内気なキャリーは陰惨ないじめに遭っている。

プロムとは、男女同伴でなければ出席できない学園祭みたいなもの、であろうか?
いわゆる「おまいら」しかいない日本では、思いもよらぬ忌まわしき因習であろう。

体育の後の更衣室で、初潮に愕くキャリー。
同級生はナプキンをぶつけてキャリーをからかう。
体育の女教師が飛んできて、同級生たちの悪ふざけを止めるのだった。

これが冒頭のシーン。
いきなりのスローモーなフルヌード(アメリカの高校の更衣室にはシャワーがあるらしい)で、一体何事か?と思わせる。
さらにキャリーの感情が高ぶった瞬間、更衣室の電球が割れ、キャリーの隠れた能力が示される。

同級生の女の子たちは軽い処分を受ける。
反省したスーは、キャリーがもっとクラスメイトと仲良くなれるように、と、自分の彼氏(ビリー・ノーラン=ジョン・トラボルタ)に、キャリーをプロムに誘うよう頼む。

一方、軽い処分にも反抗したために、三日間の停学+プロムへの出席禁止となったクリスは、キャリーを怨んで、報復を目論む。

このあたりは少し分かりづらい。
映画文法的には、スーとクリスとが仲間に見えるカットが用いられている。
むしろスーは、悪いことを企んでいる側の人間かのようだ。
このあたりは監督の誤算だろう。

もっとみんなとやっていこうと努力するキャリーだが、狂信的な母親は反対する。
母は宗教に名を借りた虐待を、キャリーに加える。
それでもキャリーはプロムへ出る、と母親に宣言するのだった。

母親役パイパー・ローリーの狂演は見物。
この映画の中で一番怖いのは彼女だ。

いよいよプロムの夜がやってくる。
ベストカップルに選ばれたキャリーとビリーに、クリスの報復が……
止めようとするスー。しかし……

デ・パルマ監督自ら、このあたりの分割映像シーンは失敗だったとしている。
このあたりは惜しまれるところ。

ラストは苦い。
切々とした情感を抱くか否かは見手による。
……青春映画だ。
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[ ホラー映画紹介 ]

13日の金曜日(FRIDAY THE 13TH)

ホラー映画の中でも最も有名な、「13日の金曜日」。
すでに十作まで出ている(フレディ戦を除く)が、第一作の監督はショーン・S・カニンガム。
特殊メイクには1978年のホラー「ゾンビ」で名を馳せた、トム・サヴィーニを迎えている。

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第一作はインディーズ作品だ。映像は古臭い。
しかしこのホラー映画がアメリカで空前のヒットとなり、シリーズ化とつながることとなった。

ただ、本作はサスペンス色が強く、むしろシリーズ序章として見るべきだろう。

かつて1960年に殺人事件があったクリスタル湖キャンプ場。
その事件は、性行為に及んでいたカップルが何者かに刺殺されるというものであった。

この事件は映画の冒頭にあり、スプラッタ映画であることが示される。

2年前の1958年にも少年が溺れ死に、近年(1980年頃)には公害が発生するなど、曰く付きの湖で、キャンプ場は長い間、閉鎖されていた。

1980年、クリスタル湖キャンプ場を再開させようと、数人の若者たちが集まった。
都会から来た彼らは、キャンプサイトの幹部候補生である。
彼らは弾むかのようで、その姿は青春映画のように楽しげでもあり儚げでもある。

しかし怪異を告げる老人が現れる。「ここは呪われている」、と。
そして彼らは、一人一人襲われ、命を失っていく。

殺人の映像は、今の目で見ると刺激は少ない。
殺しそのものの映像は2度しかなく、その他の事件は、殺し直前と殺し直後の映像で構成されている。
そのうちの一つ、ケビン・ベーコンの死に様は見所。

最後の一人となって事件に気がついた若者は、泣け叫びながら……

ラストの湖の映像は美しい。

期待してみると肩すかしを食らう一作。
ちなみにアイスホッケーのマスクで有名なジェイソンだが、マスクをかぶるのは第三作からで、第二作はズダ袋、第一作は素顔での出演?となっている。
このあたり、ファンとしては楽しめる作品といえそうだ。
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[ ホラー映画紹介 ]

ホラー映画「スウィートホーム」

「スウィートホーム」は1989年東宝製作のホラー映画。
監督は黒沢清、総指揮に伊丹十三。

下の画像はゲームの物。
映画はビデオ化に際して訴訟が起こり、現在ビデオは廃盤、DVD化の可能性も乏しい、とのこと。
ビデオはまだレンタルショップにはあるようだ。

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下はyoutube。
ゲームソフトのCMだが、映画のシーンがふんだんに盛り込まれている。



画家・間宮一郎が自宅に遺したフレスコ壁画を撮影に来たテレビクルー。
故・間宮夫人の怨霊が彼らを襲う……


ところで私は伊丹十三の映画を、面白いと思ったことが一度もない。
世評の高い「たんぽぽ」(ラーメン映画)も、面白いと思えない。
このビデオ「スウィートホーム」も、伊丹色が強く、退屈の一言に尽きる。

伊丹十三が映画の文法を守らないのは別にいいのだが(それは当人の自由)、作り上げた物は「幼稚な破壊」でしかない。建設的ではないのだ。
構造的だとか重層的だとか、そういう「積み重ねること」を全く理解できなかったのが伊丹十三である。

それは彼の本質で、作品自体そうしたものがほとんどだ。
「たんぽぽ」もエピソードの連続で、出来上がりは起伏に乏しく平面的だ(しかも中2病全開)。
「スウィートホーム」もまた、起伏がなく、しかも痛々しいまでに中2病。
(こころのちから、といわれてもねぇ……)
見る価値は全くない。

ただこの映画、ゲーム「スウィートホーム」の原作となっている。
ゲーム「スウィートホーム」は「バイオハザード」の原点となった作品。
ゾンビの原点を、あの古舘伊知郎が演じている、という意味では……それでも見る価値は乏しそうだ。
(youtube画像には半身古舘が写っている)

映画を見て立腹したい、という人にはオススメの作品だ。
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[ ホラー映画紹介 ]

ブレア・ウィッチ・プロジェクト

ブレアウィッチプロジェクトは1999年の映画作品。
何を書いても初めて見る人の興を削ぎそうだ。

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学生三人が撮ったドキュメンタリー。
それはある村に伝わるブレアウィッチという魔女伝説についてのものである。
しかし学生たちは制作中に行方不明となり、このフィルムだけが残っている。


ネタバレ感想はどこにでも転がっているので、ここではやらない。
客観的事実をいくつか示しておく。

・画面はハンディカムで手ぶれしまくり。
・世評はさまざまだが、3割強は「映画として最低の出来」との評。
・amazonでは不思議と好評。相変わらず信憑性に乏しい。
・アメリカでは大ヒット。ネットでの宣伝戦略が奏功。わずか数年でネットリテラシーが違うなぁ……

主観的には一言で足りる。
特に勧めない。
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[ ホラー小説傑作リスト ]

海外ホラー小説傑作リスト(古典)

海外の古典ホラー小説をリストアップしました。
ここでは1970年までを古典とします。

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

1764 「オトラント城綺譚」(ホーレス・ウォルボール)
     小説形式のゴシックホラーの源流だが、あまり面白くないらしい

1794 「ユドルフォの怪」(アン・ラドクリフ)
     テラー小説

1796 「マンク(破戒僧)」(マシュー・グレゴリー・ルイス)
     サディステック

1797 「悪徳の栄え」(マルキ・ド・サド)

1818 「フランケンシュタイン」(メアリ・ウルストンクラフト・シェリー)
     初代フランケンシュタイン

1819 「吸血鬼」(ポリドリ)
     小説形式ではこれが吸血鬼の先祖

1847 「吸血鬼ヴァー二」
     偽と本物の吸血鬼が……

1865 「不思議の国のアリス」(ルイス・キャロル)

1872 「吸血鬼カーミラ」(ジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュ)
     吸血鬼最高傑作。「ポーの一族」へ影響を与えた

1897 「ドラキュラ」(ブラム・ストーカー)
     ドラキュラ伯爵の誕生

1898 「ねじの回転」(ヘンリー・ジェームス)
     S・キングが「たたり」と並ぶ二大傑作と賞賛

1910 「オペラ座の怪人」(ガストン・ルルー)

1913 「怪人フー・マンチュー」(サックス・ローマー)
     ノックスの十戒(中国人不可)の原因はたぶんこれ

1922 「不死の怪物」(ジェシー・ダグラスケルーシュ)
     ラブロマンス

1926 「アウトサイダー」(ラヴクラフト)

1950 「ゴーメンガースト」(マーヴィン・ピーク)

1954 「指輪物語」(トールキン)

1959 「山荘綺譚」(シャーリィ・ジャクスン)
     創元推理文庫は「たたり」と改題している

1967 「ローズマリーの赤ちゃん」(アイラ・レヴィン)

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
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[ ホラー映画紹介 ]

スティーブン・E・キング版「シャイニング」

小説や映画にも運命、「禍福はあざなえる縄のごとし」とでもいうべき運命がありそうだ。
「シャイニング」は不幸な作品なのだろうか?

本作は1980年に映画化されたキューブリック版「シャイニング」ではなく、1997年にTVドラマ化された作品である。

三夜連続(90分×3回)のホラードラマというのだから、いくらドラマ大国といってもホラーでは考えにくいことで、これは本国アメリカでのキング人気の高さを示すものだろう。

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冬には陸の孤島となるコロラド山中の豪華ホテル。そこは曰く付きのホテルだった。
冬期管理人となったジャック・トランスは次第に……
彼の妻と息子は助かるのか?


監督:ミック・ギャリス
助監督:スティーブン・E・キング
原作:スティーブン・E・キング
脚本:スティーブン・E・キング

禍福云々という話だが、まず小説のほうは翻訳が深町真理子で、あまり好きではない。
作者が女性のものは肌に合わず、同じように翻訳者が女性のものも苦手だ。
会話文の微妙な言葉使いであるとか、視点の置き方の微妙な違いなどがいちいち気に障る。

こういう人は潜在的に多く、宮部みゆきがどうにも苦手という人間なら同族だろう。
(全ての女性作家がダメというわけではない)
翻訳の上手い下手はさておき、少なくともこの作品は、男が翻訳したほうがいい。
(よく言われるように、この作品は父であり夫である男の責任のドラマなのだから)
その点でまず不幸だ。

さて、映画キューブリック版に関しては先日書いたとおりで、「キューブリックとしては駄作」という結論になる。
では、TV版はどうだったか?

筋としては90分×3回ということもあり、キューブリック版よりも重厚な仕上がりとなった。
主人公のジャック・トランスはアル中の元教師。生徒を殴って職を失い、癇癪を起こして息子の腕を折り、失意の日々を送りながらも戯曲を完成させようと思っている。美しい妻と輝ける才能を持った7歳の息子。

原作に忠実で、キューブリック版では省略されていた部分がしっかり描かれている。
(だからこそ「キューブリックは説明しない監督」というわけだ)
筋立て自体はこちらのほうが……遙かに建築的だ

しかし「キューブリックとしては駄作」の映画版だが、本作を見ると偉大な駄作であることを思い知らされる
スティーブン・ウェバー(トランス役)もレベッカ・デモーネ(奥さん役)も頑張ってはいるのだが、映画版のジャック・ニコルソン、シェリー・デュヴァル……比較さえしなければ非常に好演だったといえるのだが。
映画版の二人があまりに偉大すぎる。

また、TVということもあり、さすがに斧を奮うわけにはいかない。
特撮や爆破も、TVでは頑張ったほうだが……

悪いドラマではない。
決して悪い作品ではないのだけれども。
巡り合わせが悪い作品といえそうだ。
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[ ホラー小説傑作リスト ]

日本人ホラー作家・作品リスト

1990年以降の日本人作家、作品のリストです。
少ないですね。
ラノベ(ライトノベルス)を除外するとこんなものでしょうか。


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■


綾辻行人(あやつじ・ゆきと)
  「殺人鬼」「殺人鬼?」

岩井志麻子(いわい・しまこ)
  「ぼっけえ、きょうてえ」

小野不由美(おの・ふゆみ)
  「屍鬼」「魔性の子」「東亰異聞」

乙一(おつ・いち)
  「夏と花火と私の死体」「暗黒童話」「暗いところで待ち合わせ」

貴志祐介(きし・ゆうすけ)
  「十三番目の人格 ISORA」「黒い家」「天使の囀り」「クリムゾンの迷宮」

小林泰三(こばやし・やすみ)
  「玩具修理者」「人獣細工」「肉食屋敷」「家に棲むもの」「目を擦る女」

鈴木光司(すずき・こうじ)
  「リング」「らせん」「ループ」「仄暗い水の底から」

坂東眞砂子
  「死国」「道祖土家の猿嫁」「山妣」


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[ ホラー映画紹介 ]

キューブリック「シャイニング」は空っぽのキャディラックか?

原作:スティーブン・E・キング、監督:スタンリー・キューブリックの有名な作品。
製作は1980年。
世評は極めて高い作品。

冬には陸の孤島となるコロラド山中の豪華ホテル。そこは曰く付きのホテルだった。
冬期管理人となったジャック・トランスは次第に……
彼の妻と息子は助かるのか?


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主役のジャック・トランスにはジャック・ニコルソンを配し、妻のウェンディはシェリー・デュヴァルが演じている。息子ダニー役にはダニー・ロイド。
三人ともに、すばらしい演技を見せてくれる。

世評は高い作品だが、原作者スティーブン・E・キングが「空っぽのキャディラック」(エンジンのないキャディラック)と酷評していることは有名だ。
(ちなみにTV版シャイニングではキング自身、脚本・助監督として参加している)

もちろんキングは、自作をキャディラックと評するほど傲慢な人間というわけではなく、ここで「キャディラック」とは映画作品の映像美を指しているものと思われる。
確かに、シンメトリー(左右対称)な映像を所々に挿入しながらの独特な映像美は、キューブリックならではといえそうだ。
一般的評価が高いのも、頷けなくはない。

ところで本作品、反対意見を提出しているのは原作者のキングばかりではなかったりする。
実はホラーファン、キューブリックファンからも、ときおり悪評が漏れてくる。
「怖くない」「ホラーが分かってない」(ホラーファン)
「キューブリックとしては駄作の部類」(キューブリックファン)
といった具合だ。

私もこの作品は、キューブリックとしては駄作だと思う。

本来キューブリックは、斜に構えたひねくれっぷりを楽しむのが筋だろう。
そうした作品例として、「博士の異常な愛情」を筆頭に、「時計じかけのオレンジ」を挙げることが出来る。
実は「2001年宇宙の旅」も密かにひねくれている節はある。

そういう意味で、キューブリックは原作があるとダメ。
「ロリータ」も、キューブリックファンなら駄作と断じるべきだ。
ひねくれぶりが発揮できない作品では、キューブリックの面白味は半減する

ホラーの観点からも、いいとはいえない。

確か、明治頃の作家の田山花袋あたりが言ったように憶えているのだが、小説の文章には「説明」、「描写的説明」、「説明的描写」、「描写」の四種類があって、そのなかで「描写」が最も価値が高いのだ、というようなことを言っているはずである。

その説の是非は別論として、キューブリックが説明嫌いなのは間違いない。
(キューブリック自身も、別の言葉でだが、そう言っている)

ホラーというのは未知の物に対する恐怖であって、説明できない物に対する恐怖だ。
それは、説明しようという態度がまずあって、それでもどうにも説明がつきそうにないときに生まれる感情である。

キューブリックは「ホラーが分かっていない」のではない。
元来がホラーではあり得ないというだけの話である。

キューブリックには、主人公ジャック・トランスを「克明に説明する」ことはできない。
そこに恐怖の源泉があるのが分かって、なお出来ないのがキューブリックだ。

世評の高さは映像美だ。
その点は頷ける。
しかし、私としては「空っぽのキャディラック」というキングの評に賛成したい。
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[ 日記 ]

お金稼ぎ

インターネットでのお金稼ぎというのが流行っているみたいでなんとなく気になる今日この頃。
アフィリエイトという方法もあるみたいだけれど、気になるのはブログライター。
ブログでお小遣い、金稼ぎということになるのだろうか。
ブログに記事を書くだけで報酬がもらえるらしい。

いろいろとサイトがあるみたいで、ブロモーションやプレスブログ、パブログといったところが有名であるらしい。
ポイントサイトなんかよりは良さそうだ。
でもこのサイトではホラーしかやらないのだけれども。
まあホラーのブログライターなんてないだろうな……
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[ ホラー映画紹介 ]

ガス人間第一号

日本には1990年代後半に入るまで、ホラー映画はあまりなく、代わりに任侠映画と怪獣映画があった。
このあたり、日本人は敵キャラクタを作るのが下手なんじゃないかと思う。

「リングに賭けろ」「キン肉マン」「ドラゴンボール」と、いずれも昨日の敵は今日の友となる。
すべて取り込んでしまう柔軟性が日本の強さでもあり、弱さでもある。
(この点、荒俣宏は「ホラーの代わりに官能小説が地位を占めた、としている)

要因は多々ありそうだが、「和を持って尊しとなす」式のホラーは怨念・因縁物となる。
多く因縁は任侠物へ、怨念は怪獣物へと移行していった。

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ガス人間第一号は当時(1960年)流行した怪人変身物映画。
フランケンシュタインや蝿男の恐怖(ザ・フライ)の流れを汲む。
ここでは怨念の代替物として、科学がその地位を占める。

現象を言葉で説明するという機能は同じだから、代替可能なのだろう。
インチキ科学が流行する一端を、このあたりに発見できそうな気がする。

連続して起こる謎の銀行強盗事件。警察にはその手口が分からない。一体犯人は……美しい女家元との関係とは?

…といっても犯人はガス人間なわけですが(当サイトはネタバレしないといったって、いくらなんでも題名だし)。

怪人の悲恋物の流れを汲むわりに、主人公の苦悩はあまりないのは欠点だろう。
因縁、情念に乏しいといえそうだ。
作品としては中途半端。

また、細部のリアリティに欠ける。
刑事は銃をそんなに撃たない。
……それより銃口を人に向けない、トリガーに指を掛けない。人として基本。

そういう意味で不満は少なくない。ただ、奇妙な魅力がある作品でもある。
また、背景に写っている女性は八千草薫(女家元役)なのだが、これが本当に美しい。
彼女を見るだけの価値がある作品。


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[ ホラー小説傑作リスト ]

日本ホラー小説傑作リスト(古典編)

日本の古典ホラー小説をリストアップしました。
古典なので、年代順に並べてみました。
古事記や今昔物語などは除外しています。


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


1776 雨月物語(上田秋成)
     角川文庫ソフィアなど多数。ネット上では雨月妖魅堂で読める

1782 稲生物怪録(いのうもののけろく)(柏正甫)
     泉鏡花、柳田国男など、多数の知識人が絶賛。
      ネット上では稲生物怪録に詳しい


1900 高野聖(泉鏡花)

1925 パノラマ島奇譚(江戸川乱歩)

1935 ドグラ・マグラ(夢野久作)

1935 黒死館殺人事件(小栗虫太郎)
     「ドグラ・マグラ」、「虚無への供物」で三大アンチ・ミステリ

1970 家畜人ヤプー(沼正三)
     三島由紀夫絶賛

1979 カンタン刑(式貴士)


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[ ホラー映画紹介 ]

黒沢清「CURE」

ブログに書こうと思っていたけれど忘れていた作品が「CURE」。
世評は高く、海外でも評価された映画作品。

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ブログに載せてみると、猟奇的だなぁ……
小説は徳間文庫から(黒沢清自身が書いた小説)。

黒沢清の映像は美しいと思う。
雑然とした机の上を何気なく映すだけでも、欧羅巴の味わいを感じさせる。
感性にして鬼才。
本編冒頭の切れ味は凄い。

(ちなみに黒澤明監督と血縁関係はない)

ただ映画全体に関しては、あまりいいとは思わなかった。
ことに萩原聖人=間宮邦彦が登場してから……
おそらく一定以上のミステリファンは、この作品を評価しないはずだ。

というのも、メインの仕掛けである「×××で殺人」が基本的には無理ということを、ミステリファンなら知ってるから。
「×××で殺人」は、用例は少ないのだけれども、宮部みゆきが処女作に近い作品で使っていて、ミステリファンなら大概は知っている。

また、「×××で殺人」ネタは成功した実話があって、これは「特命リサーチ200X」(TV番組)でもやっていた。おそらく他の番組でも取り上げられていると思う。
ミステリファンはこういうのを見逃さないし、忘れない人種である。
そういう人たちは、映画に没入できず終了。

もっとも本作は、構造的に謎めいていて、解釈を待っている節はある。
すべては役所広司=高部賢一刑事の、内面的な出来事と捉える余地はありそう。
あるいはどこかで内面と表象が入れ替わっているのかもしれない。

だが、その提示はかなりの後半で、ミステリファンはその前に「世界観に入り込めない……」で終わる。
このあたりは非常に惜しまれる。

見解は分かれるが、「萩原聖人=間宮邦彦」もいいとは思わなかった。
もう少しどうにかならなかったものか、と思うのはミステリ的知識のせいだろうか?
もっと上手い「謎の提示」があったのではないか、と思う。
このあたり、演技云々をいうのは萩原聖人に対してフェアではないように思う。

役所広司=高部賢一刑事の演技は凄まじい。
絶望のシーンは名演だと思う。

そのあたりを踏まえたうえで観たほうがいい作品だと思う。
つまり、作中での牽引力が弱いのだ。
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[ ホラー映画傑作リスト ]

日本ホラー映画傑作リスト

海外ホラー映画リストがいちおう出来たので、ついでに日本ホラー映画も簡単にまとめておきました。

日本にはホラー映画は少ないようで、恐怖映画というとゴジラ(最初のゴジラは恐怖映画)などになるようです。


■□■□■ 日本ホラー映画リスト ■□■□■


1954 ゴジラ

1960 花嫁吸血魔

1963 マタンゴ

1970 幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形

1971 呪いの館 血を吸う眼

1974 血を吸う薔薇

1977 犬神の悪霊(たたり)

1988 ドラえもん・のび太のパラレル西遊記

1989 スウィートホーム

1994 忠臣蔵外伝 四谷怪談

1995 学校の怪談シリーズ

1997 CURE

1997 パラサイト・イブ

1998 リング

1998 PERFECT BRUE(アニメ)

2000 BLOOD THE LAST VAMPIRE(アニメ)

2000 呪怨

2001 バンパイアハンターD

2002 ドッペルゲンガー

2002 仄暗い水の底から

2004 着信アリ

2005 グロヅカ

2005 輪廻

2005 ノロイ

2006 SIREN
     原作はゲーム

2006 ナイチンゲーロ


■□■□■ 日本ホラー映画リスト ■□■□■
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[ ホラー以外の作品 ]

貴志祐介「青の炎」

貴志祐介のホラー作品は、
「黒い家」
「ISORA――13番目の人格」
「天使の囀り」
「クリムゾンの迷宮」
で、「青の炎」「硝子のハンマー」はミステリの系統に入る。

今回は「青の炎」。
ホラーではなく青春殺人。

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母と兄妹で暮らす平穏だった家庭。そこに傍若無人に振る舞う男が居た……それはすでに離婚した義父だった。この男を排除しなければ家族の身が危うい。秀一は完全殺人を決意する。


"かつてこんなにも切ない殺人者がいただろうか"
本書の帯にも、また映画にも使われている台詞である。

この作品について、賛否は分かれるようで、「これで完全犯罪を目論むのは甘い」という声もあり、貴志祐介寄りの私でも、さすがにそれはそうかもしれないなぁ、とも思う。もっともそういう意見に対して、倒叙物の読み方を間違えてるんじゃないか、とささやかな反論はできそうだ。

そんなことよりむしろ、冒頭部分のキャラクタ(特に友人と紀子)の書き方が変で。ちょっと没入しにくいことのほうが問題だと思う。そこさえ越えれば、良い小説だと思う。
"切ない殺人者"――悪くない表現だ。


さて、この作品は2003年に映画化されている。

監督:蜷川幸雄
主演:二宮和也(櫛森秀一役)
   松浦亜弥(福原紀子役)

配役から見れば分かるとおり、アイドル映画なのだが、これが意外といい。
二宮和也は「硫黄島からの手紙」(2006年)の評価が高いが、本作でもずば抜けた演技を見せている。
あややは……苦心の演出? どうしようもない大根だが、見ようによっては上手く調理してあるともいえる。

ただしこの映画がよく思えたのは、先に小説を読んでいたため、脳内補完できたからだろう。
小説を読んでいる人には、いい作品といえそうだ。



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[ 日記 ]

お知らせ

arekaoブログカスタマイズに関する記事はこのページでやるのは止めて、別にウェブリブログのほうでやることにしました。
ここはホラー専門でやっていきますです。
ブログはこちら → arekaoブログカスタマイズ
よろしくお願いします。
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[ ]

ブログカスタマイズ(2) pingはよく分からないよ

とりあえずpingについて書こうかと思ったけれど、実際のところ、自分自身pingはよく分かってない。

もちろんポータルサイトに更新を知らせる機能があって、ブログ検索の対象になるのは知っている。
劇的にアクセスが増える――ということはない、のも知っている。

とりあえず調べてみた。

FC2のping説明
ping送信を詳しく説明しているサイト
ping代行で最も有名なPINGOO

ふーむ。
自分の場合、訳も分からず10件以上pingを打ってるんだけど、実際はサーバを重くしてるだけなんじゃないか、という不安感に苛まされている(その程度で重くなるわけはないか)。
実際はPINGOO無料登録分だけでいいんじゃないかなぁ……
この辺りはよく分からない。

よく分からないってのは、それらの各ポータルへのping送信で、どのくらい人が来るのか、という話なんだけど。
いまいちね、arekao付属のアクセス管理を見ても、よく分からんなぁ……
日本ブログ村からボチボチ来てくれてるのは知ってるんだけどね。
(なぜならブログ村で分かるからさ)

それ以外はさっぱり分からん。
新着でのアクセスは10数人くらいかなぁ? 
それ以外でさ、例えば日本ブログ村でブログ検索なんてする人いるのかなぁ? 

そんなの分かるわけないものな。
「打てば得です」みたいなサイトって、ネタでやってるだけじゃないかな?
現実問題、新着以外に効果あるかどうかって、分からないでしょ。

真面目にアクセス解析すりゃ分かるか。
でもそんなこと書いてるサイトって見たことないんだよな……

まあ、pingに関してはムキにならなくてもいいんじゃないか、というくらいの結論でいいのかなぁ……


追記

arekaoブログカスタマイズに関する記事はこのページでやるのは止めて、別にウェブリブログのほうでやることにしました。
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[ ホラー映画傑作リスト ]

海外ホラー映画リスト 2001年〜2005年

海外ホラー映画を年表にしてリスト化しました。
他の年代はカテゴリの海外ホラー映画傑作リストに入っています。
(古い年度のものほど下になっています)


■□■□■ 2001年〜2005年 ■□■□■


90年代後半からのホラー=サスペンスミステリの流れを引き継いでる。
ゾンビが蘇ったのが特徴か。
また、ジャパニーズホラーがアメリカでリメイクされた。
内なる敵(=ホラー)の再発掘、再発見、再評価の時代ともいえそうだ。


2001 アザーズ

2002 28日後…
     近未来の走るゾンビ

2002 the EYE (香・タイ・英・シンガポール)


2003 テキサス・チェーンソー
     1974年「悪魔のいけにえ」のリメイク。元のほうが高評価

2003 箪笥 (韓国)

2003 ドリームキャッチャー
     忘れ去られるべき作品

2003 アイデンティティー
     サスペンスミステリ

2004 ヴィレッジ

2004 ドーン・オブ・ザ・デッド
     1978年の傑作「ゾンビ」のリメイク。28日後…と並ぶ“走るゾンビ物"。個人的には大好きな作品。

2004 ショーン・オブ・ザ・デッド (英)
     ゾンビ+コメディ

2004 ソウ
     ご存じソウ!

2005 コンスタンティン
     キアヌ・リーブス。以上。

2005 ランド・オブ・ザ・デッド (カナダ・仏・英)
     ゾンビの巨匠、A・ロメロ監督作品

2005 エミリー・ローズ

2005 ホステル

2005 蝋人形の館

■□■□■ 2000年〜2005年 ■□■□■
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[ ホラー映画傑作リスト ]

海外ホラー映画リスト 1996年〜2000年

海外ホラー映画を年表にしてリスト化しました。
他の年代はカテゴリの海外ホラー映画傑作リストに入っています。
(古い年度のものほど下になっています)


■□■□■ 1996年〜2000年 ■□■□■


ツイストの効いたストーリーか、子供向けのB級か。
総じて90年代はホラー不作といえそう。


1996 フロム・ダスク・ティル・ドーン
    賛否両論

1996 スクリーム

1996 キラーコンドーム(独)
    題名通りの…

1996 さまよう魂たち

1996 ELEVATED
    「CUBE」DVDのおまけ20分映画。こっそり高評価

1997 イベント・ホライゾン

1997 CUBE

1998 ヴァンパイア/最後の聖戦
    B級バンパイア

1998 ザ・グリード

1998 ブレイド

1998 パラサイト

1999 ブレア・ウィッチ・プロジェクト
     ♪川口浩が〜

1999 シックス・センス
     こういう作風がウケる時代に、という意味で記念碑的

1999 ホーンティング
     これは駄作

1999 スリーピー・ホロウ
     ジョニー・ディップ

1999 ディープ・ブルー
     鮫のB級

2000 ファイナル・デスティネーション

2000 ピッチブラック
     異星で遭難

2000 ギフト



■□■□■ 1996年〜2000年 ■□■□■

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[ ホラー映画傑作リスト ]

海外ホラー映画リスト 1991年〜1995年

海外ホラー映画を年表にしてリスト化しました。
他の年代はカテゴリの海外ホラー映画傑作リストに入っています。
(古い年度のものほど下になっています)


■□■□■ 1991年〜1995年 ■□■□■

相変わらずのシリーズ物に加えて、サイコ化とコメディ化の両端へ。
ストーリーに捻りが要求される時代になっていく。


1991 羊たちの沈黙
     ハンニバル、レッド・ドラゴンと続くレクター博士モノ

1992 ドラキュラ
     コッポラ監督の芸術的ドラキュラ

1992 ブレインデッド
     ゾンビ・コメディ

1993 キャプテン・スーパーマーケット
     死霊のはらわた3はコメディ

1993 八仙飯店之人肉饅頭(香港映画)
     人肉入り肉まん。グロ

1994 インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
     原作アン・ライス

1994 フランケンシュタイン(1994)
     コッポラ監督の芸術的フランケンシュタイン

1994 カルネ
     40分の短編。血の臭いのする作品。カルネ=馬肉。



■□■□■ 1991年〜1995年 ■□■□■
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[ ホラー映画傑作リスト ]

海外ホラー映画リスト 1986年〜1990年

海外ホラー映画を年表にしてリスト化しました。
他の年代はカテゴリの海外ホラー映画傑作リストに入っています。
(古い年度のものほど下になっています)


■□■□■ 1986年〜1990年 ■□■□■


年表にはシリーズ物の2作以降は載せていない。
そうすると少し寂しげなリストになった。
この裏ではジェイソンやフレディが活躍していた。
リメイクも多く、商業的価値が過度に重視されている。


1986 リトルショップ・オブ・ホラーズ
     ミュージカルコメディ。リメイク版(元は1960年)

1986 ザ・フライ
     これもリメイク(元は1958年)

1987 ヘル・レイザー

1987 ネクロマンティック(独)
     見ない方がよい。屍体愛好者にのみオススメ

1987 プレデター

1987 エンゼル・ハート

1987 チャイニーズ・ゴースト・ストーリー(香港映画)
     ジョイ・ウォン美人

1987 ヒドゥン
     B級映画だが娯楽作品として優れている

1988 チャイルド・プレイ
     呪いの人形チャッキー初登場

1988 ビートルジュース

1989 ペット・セメタリー

1989 トレマーズ
     B級モンスター映画の傑作

1990 ジェイコブス・ラダー
     ベトナム帰還兵

1990 ダークマン


■□■□■ 1986年〜1990年 ■□■□■

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[ ホラー映画傑作リスト ]

海外ホラー映画リスト 1980年〜1985年

海外ホラー映画を年表にしてリスト化しました。
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(古い年度のものほど下になっています)


■□■□■ 1980年〜1985年 ■□■□■


エクソシストで幕を開いた第二次オカルトブームは去る。
オカルトの語義が秘儀であれ何であれ、けっきょくは超自然的存在を信じることが本質なのだから、しょせんは救済を求める心持ちの裏返しでしかない。80年代に入ってそれが不要になった原因はここでは論じないが、なんにせよオカルト映画はわずか数年で命脈を絶った。
80年代に入り、内なる敵=人間や夢魔によるスプラッタホラーが流行し始める。


1980 インフェルノ

1980 シャイニング
     監督はキューブリック。

1980 13日の金曜日
     シリーズ第一作

1981 スキャナーズ
     これも有名

1981 食人族
     ラスト・オブ・モンド映画?

1981 殺人魚・フライングキラー
     ターミネーターのキャメロン監督処女作にして駄作。

1981 ハウリング

1981 狼男アメリカン
     傑作ホラーコメディ

1982 ポルターガイスト

1982 ヴィデオドローム

1982 遊星からの物体X
     「遊星よりの物体X」のリメイクだが、原作「影が行く」に忠実な作品。

1983 死霊のはらわた
     スパイダーマンのサム・ライミ監督処女作。

1984 エルム街の悪夢

1984 フェノミナ

1984 ゴーストバスターズ

1984 悪魔の毒々モンスター
     バカ映画

1985 霊幻道士(香港映画)
     キョンシー登場

1985 デモンズ

1985 死霊のえじき
     ロメロ監督・ゾンビ三部作の第三作。この三部作は見ておきたいところ。

1985 ヒッチャー
     世評は高いが、私は好きじゃない作品

1985 バタリアン
     死語オバタリアンの語源


■□■□■ 1980年〜1985年 ■□■□■
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[ ホラー映画傑作リスト ]

海外ホラー映画リスト 1970年代

海外ホラー映画を年表にしてリスト化しました。
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(古い年度のものほど下になっています)


■□■□■ 1970年代 ■□■□■


1970年代は世界中にオカルトブームに魘された時代だった。
これを第二次オカルトブームと呼ぶようだ。

ちなみに第一次オカルトブームは、1888年イギリスの「黄金の夜明け団」(ゴールデン・ドーンまたはGD団)をもって嚆矢とする――とされるが、古から集団催眠のようなオカルトブームは幾度も現れている。
999年の世界崩壊ブーム、魔女裁判、免罪符、e.t.c.……

現在(2007年)も、スピリチュアルカウンセラーと名を変えているが、潜在的なオカルトブームのようだ。
ただ、1970年代のオカルトブームは終末観・末世観が背景にあり、それはおそらく「呪われし指導者と罪なき市井の民」という対立構造として描かれたもので、逃げ場のない閉塞感と共にあったように思われる。
現在のオカルトブームは「罪なき市井の民は幻想にすぎず憎むべき敵は自分自身=社会」であって似非救済性があるように思う。そしてそれはインチキ臭い。
70年代のオカルトブームもしょせんは責任放棄かもしれないけれど。

ともあれ1970年代はオカルトブームだった。
ここに来て、馴染みのある題名が名を連ねることになる。


1973 エクソシスト

1974 悪魔のいけにえ
     ホラー史上に残る傑作。筆者の主観では最高傑作

1974 悪魔の赤ちゃん

1975 ロッキー・ホラー・ショー

1975 サスペリアPART2
     サスペリアとは無関係。ダリオ・アルジェント監督は好悪分かれる。

1976 カニバル
     後年の「食人族」へ道を作った

1976 オーメン

1976 キャリー
     原作者スティーブン・キングが珍しく絶賛。彼氏・彼女と一緒に見られる美しい作品。

1976 オーメン

1977 サスペリア
     CMは「……決して、一人では見ないでください」。ダリオ・アルジェント監督。

1978 ゾンビ
     ゾンビ三部作の第二作。ホラー史上に残る傑作

1978 ハロウィン
     ブギーマン誕生。のちに「13日の金曜日」が本作を手本とした。

1978 アタック・オブ・ザ・キラートマト
     トマト……

1979 悪魔の棲む家

1979 サンゲリア

1979 エイリアン


■□■□■ 1970年代 ■□■□■
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[ ホラー映画傑作リスト ]

海外ホラー映画リスト 1951〜1970

海外ホラー映画を年表にしてリスト化しました。
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■□■□■ 1951年〜1970年 ■□■□■


1939年〜1945年の第二次世界大戦の影響なのか、残虐描写は好まれなかったらしい。
リストも半分近くが、非ホラー作品となっている。

その反面、60年代にはアフリカやアジアをドキュメンタリー風に描くモンド映画が、サブカルチャー的に流行した。
アフリカ大陸やオーストラリア大陸の奇妙な風習を描くのだが、実はヤラセと差別のオンパレードなのだ。
差別の土壌に、ホラーは根付かない。
ホラーは内在的恐怖であって、差別は人為的な外在的恐怖だ。……ガス抜きが機能している社会ではホラーは生命を持ち得ない。

時代の雰囲気が出てるリストになっているとは思う。
60'sの洋楽を聴きながら。
ちなみに1962年キューバ危機、1963年ケネディ暗殺。1969年月面着陸など。


1953 肉の蝋人形

1959 地獄へつゞく家

1960 サイコ
    アルフレッド・ヒッチコック監督のサイコサスペンス。
    ヒッチコックのサスペンス全盛期といえそうな時代

1962 何がジェーンに起こったか?
    老いた姉妹の争い。どちらかといえばサイコサスペンス系

1963 鳥

1963 たたり

1965 コレクター

1965 死霊の盆踊り
    最低映画の誉れ高き映画

1968 ナイト・オブ・リビング・デッド/ゾンビの誕生
    ジョージ・A・ロメロのゾンビ三部作、第一作

1968 ローズマリーの赤ちゃん
    アイラ・レヴィン原作、ロマン・ポランスキー監督の名作

1968 2001年宇宙の旅
    スタンリー・キューブリック。ホラーではないが個人的には大好き


■□■□■ 1951年〜1970年 ■□■□■
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[ ホラー映画傑作リスト ]

海外ホラー映画リスト〜1950年まで

海外ホラー映画を年表にしてリスト化しました。
他の年代はカテゴリの海外ホラー映画傑作リストに入っています。
(古い年度のものほど下になっています)



 ■□■□■ 〜1950年 ■□■□■


1915年に映画の父D・W・グリフィスが「イントレランス」(國民の創生)を制作した頃から、映画は娯楽として認められるようになったものの、この時代、ホラーはまだなかった。
1930年代には「風と共に去りぬ」「駅馬車」「市民ケーン」などの傑作が撮られている。
第一次世界大戦、第二次世界大戦が起きた時代。


1897 グラン・ギニョール劇場(仏)
     劇場。恐怖劇のルーツ。1962年に閉鎖

1911 グドロン博士とプリュム教授の療法

1915 チート(米)
     早川雪洲が出演、非ホラー

1916 イントレランス
     KKK礼賛映画

1919 カリガリ博士

1925 オペラ座の怪人

1927 女神とカナリア

1931 フランケンシュタイン

1932 怪物団

1933 キング・コング

1946 美女と野獣
     ジャン・コクトー


 ■□■□■ 〜1950年 ■□■□■
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ブログカスタマイズ(1) 「正しいサイトタイトルの付け方」

簡単なカスタマイズをちょこちょこと書いてみようという試み。

第1回 「正しいサイトタイトルの付け方」

さっさと結論から言う。
サイトタイトルに「検索されたい言葉」を入れておくこと。
そうしないと検索エンジンから人が来ない。

やってる人って、あまりいないんだけど。

自分のサイトにあった言葉で、月に3〜6万人くらいが検索しそうな言葉を入れるのがポイント。
どのくらい検索されそうかは、キーワードアドバイスツールプロとか、キーワードリサーチャーで調べる。
グーグルツールバーをインストールして、ライバルサイトのページランクをチェックしよう。
相手のページランクが2だったら、まあなんとかなるんじゃないかと思う。

以下、理由。

「ある言葉」で検索されるかどうかには色々な要素があるんだけど、大きく分けると、一つにはページ内の作り、もう一つにはリンクのもらい方というのが重要になる。
ページ内の作りに関しては追々と。

サイトタイトルは、リンクのもらい方と関係がある。

例えば上にある「キーワードアドバイスツールプロ」というリンクは、

<a href="http://tool.sem-research.jp/keyword-advice/">キーワードアドバイスツールプロ</a>


と記述しているんだけど、ここで真ん中にある文章(この場合は「キーワードアドバイスツールプロ」)のことをアンカーテキストっていう。

アンカーテキストになっている言葉は、リンク先サイトを表す重要な言葉だ、とgoogleなど検索エンジンは解釈している。
そのため、アンカーテキストで用いられた言葉で検索されたとき、そのサイトは検索上位に来る。
だからアンカーテキストには検索されたい言葉を入れておくことが絶対に必要となる。

正確にいうと、別にブログタイトルに「検索されたい言葉」を入れなくとも、アンカーテキストに「検索されたい言葉」を使ってもらえればそれで構わない。
しかし、そんなことは他人に要求できない(arekaoのリンク集の場合はそもそもがサイトタイトルのみだし)し、それにリンクというのは余所からだけでなく自分のサイト内リンクもきちんと評価される。

自サイトのトップにあるサイト名=リンクもプラスに評価される。
故にサイト名に検索されたい言葉を入れるのは絶対、ということになる。

ちなみに参考例として、「出口」で検索するとyahooが来るのは有名な話。
これはエロサイトが18歳未満の出口として、yahooにリンクしているから。

同じ例で、アメリカの卑語(言葉は忘れた)で検索するとブッシュ大統領のページが1位になるというのがあった。
日本では「売国奴」で民主党が検索1位になる、という現象が去年くらいにあった。
いずれも、いたずらっ子の仕業であるらしい。

このように、アンカーテキストを考えてサイト名をつけることが大切となる。


追記

arekaoブログカスタマイズに関する記事はこのページでやるのは止めて、別にウェブリブログのほうでやることにしました。
ここはホラー専門でやっていきますです。
ブログはこちら → arekaoブログカスタマイズ
よろしくお願いします。
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[ ホラー小説紹介 ]

マーク・Z. ダニエレブスキー「紙葉の家」

31071579.JPGマーク・Z. ダニエレブスキー著
出版社: ソニーマガジンズ
お値段は驚きの4,830円。


怪作「紙葉の」はマーク・Z. ダニエレブスキーの処女作である。
読者はまず本の厚みに驚く。
そして本を開き、本文二色刷りの奇妙な印刷に驚く。文中のはこのように青く染められ、ミノタウロスはすべて打ち消されている。
なんとも不可解な気配が、冒頭から濃密に立ちこめているのだ。

小説構造も不可思議だ。
若いジョニーは見ず知らずの老人ザンパノが遺した『紙葉の家』に引き込まれていく。それは『ネイビットソン記録』に訳注を付した莫大な量の記録書だった。

『ネイビットソン記録』は外幅より内幅のほうが大きい、論理的に破綻している奇妙な家についてのビデオ・フィルムである。
その家の持ち主でフォトジャーナリストのウィルは家の調査を試みるうちに、謎の階段が現れる……

しかしこの『ネイビットソン記録』はジョニーが調べたところ存在しないフィルムである。
『紙葉の家』は存在しないフィルムについて老人ザンパノが延々と書き綴ったものだった。
(このことは物語の冒頭に示されている)
「これはあんた向きじゃない」との台詞で始まる『紙葉の』と、同時並行で訳注内で語られるジョニーの荒廃した日々。……



なんとも怪奇な小説だ。
『ネイビットソン記録』は何百マイルと伸び縮みする奇妙な家のホラー。
一方ジョニーは現代文学。
そういう言い方も一応はできる。

しかしここにあるものは一言では言い表せない。
過剰性と無目的性。
意味を否定する。
にもかかわらず読まなければ辿り着かない遠い場所。

奇妙な感触が残り続ける作品だ。
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[ ホラー小説紹介 ]

クーンツ「ウォッチャーズ」

ディーン・R・クーンツは、アメリカではベストセラー作家なのだけれども、日本ではあまり売れていない作家だ。
日本で絶賛しているのは瀬名秀明(ミトコンドリア作家)くらいで、あとは……といったところ。
高橋源一郎(不純文学作家)は旅行のお供にするらしい。それは高評価なのか?

18833200.JPG
写真はウォッチャーズ。
犬好きにはたまらない一冊(上下だから二冊か)。
文春文庫から出版している。
現在は絶版?品切れの模様。

森で出会った犬はなにか知性のようなものを宿していた。
孤独な中年男トラヴィスは犬にアインシュタインと名を与え、半信半疑の対話を試みる。徐々に分かってくる信じがたい事実。それにしても、犬は何に警戒しているのだろう。茂みの影に、暗闇の奥に、なにか恐るべきものが潜んでいるのか!?

(本書裏書より引用)

クーンツに関する評価としては、このホームページが面白い。
曰く
「愛と正義の作家」
「ホラーなハーレクインロマンス」

……適切な評であるように思う。

この辺りが極端に好みの分かれるところで、私はあまり好きではない。

ただし、これは純粋に好みの問題で、非常に上手い作家である。
怖くはないので、試しに読んでみるぶんには悪くない。

面白い(といっていいのか分からない)のは、作風と人生の相違だろうか。ウィキペディアによると、「アルコール依存症の父親の家庭内暴力の元で育ち」、(そこから先は書いてないのだけれども)後年和解するまで相当な悶着があった。そんな彼は「愛と正義の作家」となっている。
作風に、自制が効き過ぎているようにも感じられる。

ともあれ本作は肩の凝らない一冊(上下だから二冊か、ってさっきと同じオチを……)。
恋愛の描き方もテクニカルで、読者を飽きさせない。
さほど期待せずに読めば、それなりに楽しめる作品だ。



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モダンホラーとは?

このサイトではなるべく意味不明なカタカナ文字は使用しないようにしているのだけれども(ポリシーともいえるが単なる私の趣味だと思う)、さすがにモダンホラーくらいは定義しとこうかなぁ、と思ってこれを書いている。

先に結論だけ端的に示すと、
モダンホラー=無意味なカタカナの羅列
でいいんじゃないか、と思う。

ここから先は、興味のある人だけ読んでくれればいいんじゃないかなぁ……



はてなダイアリーによると、
「モダンホラー=ゴシックホラーの対義語。すごく大雑把に言うと70年代以降、内面的恐怖を題材とすることが多い」
である、とされる。

……先にゴシックホラーを定義しないと、という話になる。

ネット内にあるゴシックホラー定義によると、中世を舞台とした化物ホラー小説だそうだ。
確たる定義とは思えないのだけれども、まあいいでしょう。

では対義としてのモダンホラーとは?
「舞台が中世以外」「化物が出てこない」

確かにそういう意味で使われることは多い。
だけれども、出自からみたらちょっと違うんじゃないかなぁ。

モダンホラーという言葉が生まれたのは、スティーブン・E・キングと同時で、つまるところスティーブン・E・キングを形容しているだけだと思う。ともあれ出自はアメリカン・ホラーといっていい。

荒俣宏によると、アメリカのホラーは絶対的意味における「地方性」に依拠している、とされる。
土着とは異なる絶対的辺境性に恐怖の根源がある、とする(ホラー小説講義より)。

これは、ヨーロピアン・ホラーが恐怖の根源を、歴史の闇に求めざるを得なかったのとは質的に違うのだ、ということを示唆している。

小難しい言い回しをしているかもしれないけれど、何言ってるのかよく分からん、ということもないだろう。
アメリカ映画をちょっと思い起こせば、すぐに思い当たる。
アメリカの田舎って、その映像だけで十分怖い。
南部がどうこうじゃなくても。
(「水曜どうでしょう」でアメリカ横断してたときの映像も妙に怖い)

例としては、映画「アイデンティティ」が適切だった。

おそらくそれが本質なんだけれども、その本質は「モダンホラー」という言葉からは欠落していると思う
ゴシックホラーも同様に、本質が欠落しているようだ

まあ本来、カテゴリ分類に意味があるかどうかは微妙だが。
ともあれホラーにおけるカテゴリ分類は、恐怖の根源によって分類すべきだと思う。

そうだとして、モダンホラーという言葉は(もはや)適切ではないだろう

モダンホラーという言葉は恐怖の根源を見極めていない表現である。
むしろ絶対的辺境のホラー小説とするのが正しい。

また、こうした本質的分類より、さらにモダンホラーもゴシックホラーも狭く定義されているようである。
むしろ文学としての変容の要素が込められているようだ。
このあたりにも問題を孕んでいる。

ちょうど同時期(70年代)にニューエイジ的な文学が流行し始めている。
文学のテーマ自体が、核家族と都市の問題に移行した。
少なくとも「ゴシックホラー」という言葉には、その変容以前、という意味合いが込められているように思われる。


いずれにせよ不明瞭な言葉であることは間違いない。
よって無内容と結論しておいたほうが先々いいんじゃなかろーか、と思うのだけれども…どうだろう?、ホラーの明確な定義のためには好ましいと思われる。



※加筆訂正しました。斜体部は加筆部分です。
※一般論的には、モダンホラーの定義は「はてなダイアリー」の定義で正しい。
 ただ私は使わないし、使ってほしくもない。
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[ ホラー小説紹介 ]

「山荘綺談」(たたり)

今週は「海外ホラー小説」強化週間としよっと。
コンテンツ増やさないとね。ボチボチと。

そういうわけ(というわけでもないのだけれど)で、今回ご紹介するのは「山荘綺談」
映画「たたり」(1963年)と映画「ホーンティング」(1999年)の原作です。

30557473.jpg

画像は「たたり」ですね。こちらは創元文庫。
今は表紙が違うかもしれません。

「山荘綺談」はハヤカワ文庫で絶版のようです。

邦題が違うだけで、同じ作品です。
邦訳は、「たたり」のほうが評価は高いようですね。

原題は 「the haunting of hill house」。
直訳すると、「丘の家の幽霊」としたところでしょうか。

作者はシャーリー・ジャクスン。
代表作は本作のほか、「ずっとお城で暮らしてる」、「くじ」(これは短編)。

「くじ」に関しては著作権が切れているらしく、個人で翻訳したものがネットで読める。
こちらのサイトなので、とりあえずそれを読むとシャーリー・ジャクスンの作風がなんとなく分かるでしょう。

映画と違い、小説のほうは面白いかと尋ねられると、微妙です。
映画と原作、どちらに先に手を出すかはいつも難しい問題ですが、この作品に関しては、映画から入ったほうがいいでしょう。
もちろん、映画は「たたり」(1963年)のほうです。「ホーンティング」(1999年)はギャグですから。
(DVDでは「たたり」も「ホーンティング」に改題されているようです)

相変わらずエレノアは怖いわけですが。
ただ、その怖さは映画のほうが分かりやすいような気がします。
要するに、少年の心を持つ男は魅力的なのに、少女の心を持つ女は化物、ということです。

少女の心とは化物と見つけたり。……そういうタイプもいますね、確実に。

面白くないなら紹介する必要もなさそうなんですが、この作品はゴシックホラーの傑作とされていて、後年のいくつかの作品に大きく影響を与えているようなんですね。
有名なところだと、スティーブン・キングの「シャイニング」、マイナーなところで ロバート・ウェストール「かかし」あたりに、どうやら影響を与えているらしい。少女云々ではなく屋敷のほうですけれど。

そういう意味で、読んでおいていい作品かな、と思います。映画のほうがオススメです。
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[ 日記 ]

フリーテンプレート1号upしました

昨日作ったテンプレートをupしようと思ったら、
arekaoブログは10000文字までしかupできないという制限があるようで、
upできませんでした。

それで忍者ホームページを借りて、そちらにupしました。
http://nya.konjiki.jp/
こちらのページにおいてあります。

とりあえず置いただけで、今夜半には使い方とかも整理します。
フリーテンプレート1号に関しては、昨日の記事を参照してください。

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[ ]

arekaoフリーテンプレート1号

フリーテンプレートを作ってみました。

2カラム左サイドバーで、サイドバートップには自己紹介欄を設けました。
arekaoチェックは省いてあります。

どなたでも、ご自由に使ってください。
特に条件なく、当サイトにリンクして頂けたら喜びます。
利用は自己責任です。

ただ、一万字を越えるのでスタイルシートがupできません。
明日考えます……すいません。

Image2.jpeg


利用方法:
1,フリースキンのデフォルトarekaoスキンを選択する。
2,スタイルシートをコピーして、フリースキン編集スタイルシートにペースト。
3,メインテンプレートをコピペ。

4,メインテンプレート内の、
<!-- ここから自己紹介 -->から<!-- ここまで自己紹介 -->を編集する。
下記参照。


<p class="side_title">ここに件名(はじめまして等)</p>

<p class="xyz">
ここに本文(いらっしゃいませ等)
</p>

記事に写真をupし、吐き出されたhtmlを全部コピペ。
幅は100px程度のもの。

<p class="xyz">
ここにも本文(ごゆっくり等)。
</p>



5,一部ですが、色の変更ができます。

スタイルシート最下部の、
/*---------------------------------------------------------------------
  ここから色の設定
----------------------------------------------------------------------*/
というところに、三カ所 
background-color:#半角英数;
というところがあるので、
カラーコードを入れてください。

カラーコードは、
http://www.finitojapan.com/cltable.html
http://www5.plala.or.jp/vaio0630/hp/c_code.htm
といったサイトを参照してください。

.entry_titleのバックグラウンドカラーは、記事タイトル部です。
薄い紫色にしてあります。

.side_titleはサイドのタイトル部です。

.entry_layerは記事背景です。ごくごく薄い黄色になっています。

カラーコードを入れるときは前に# 後ろに; を付けるのを忘れないでください。
#ffffff;
という感じです。


追記

arekaoブログカスタマイズに関する記事はこのページでやるのは止めて、別にウェブリブログのほうでやることにしました。
ここはホラー専門でやっていきますです。
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[ ホラー小説紹介 ]

黒い家

日本のホラー作家は三人しかいない、という人もいる。
その真偽はともあれ、ホラー作家が少ないことは事実だと思う。

貴志祐介は、貴重な少数種の末裔である。

「黒い家」は、そんな貴志祐介の実質的なデビュー作に当たる。
この作品で第4回日本ホラー小説大賞を受賞した。

(正確には、その前の年に「13番目の人格(ペルソナ)――ISORA」で佳作を取っている。
これが「黒い家」の2年前に角川ホラー文庫から出ており、こちらがデビュー作)

516KX0NBQPL._AA240_.jpg内容(Amazon「BOOK」データベースより)
若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す……

文庫: 392ページ
出版社: 角川書店 (1998/12)



あまりにも有名な作品だし、何か付け加えて書くこともなかろうと、良記事へのリンクで済まそうと目論んでいた私であったが、ググって挫折、失望――

Amazonなどの感想欄の評価はかなり高いのだが、とはいえAmazon感想欄もオソロシイものがあり、何気にネタを割るのは勘弁してほしいといったところ。

一方、個人のHPやブログでは軒並み評価が低い低い。これには失望した。

貴志祐介は、ホラー、ミステリその他のエンターテイメント系全て含めても、国内現役では最高水準の作家。
それが分からない人が多すぎる。

まず力量が抜けている。
構成、演出、配役、どれをとっても一流。
しかしそれ以上に、絶対に一字一句疎かにしないという執念が、凡庸な作家とはまるで別次元のレベルにある。

(執念というものが分かりません、という人は「硝子のハンマー」(貴志祐介)を二読してみることを勧める。誰も気付かないだろうことに気がついたらそれが執念)

最近じゃ執念のない作家ばかりがもてはやされていて、どう考えたってそれは手抜きだろう、という作品を喜ぶ人が増えてしまいました。こういう環境ではホラー作家は育たないんじゃないかと思う。
ホラーは執念を越えて妄念なのだから。



……それはそれで決まりすぎてて気持ち悪いかなぁ。
まだまだ書き方を模索中ですよ。
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[ ホラー映画紹介 ]

「ホーンティング」はいかにして駄作となり得たか?

別に週間テレビガイドを見ていたわけではないのだけれど、ホラー映画「たたり」(1963年)について書いたら(その記事はこちら)、たまたま日曜洋画劇場で「ホーンティング」(1999年)をやっていた。

ホーンティング(haunting)はヤン・デ・ボン監督による「たたり」のリメイク版。
「たたり」はモノクロのホラー映画の傑作とされている。

41SBAYDTTWL._AA240_.jpg


舞台は「たたり」と同じく、呪われた豪邸「丘の家」である。
主人公のエレノア、セオドラ、管理人のダドリー夫妻までは一緒。

しかし設定は少し違う。
超常現象研究家だったマークウェア博士は、ジェフリー・マロー教授と名前を変え、不安心理の研究者となっている。

集められた被験者も4人に増え、集められた理由も、霊能力云々ではなく不眠症となった。
エレノアは外向的な性格に変わった。
セオドラに至ってはバイセクシャルでエレノアに色目を使うビッチに成り下がっている。

「たたり」にあった、エレノアとセオドラの友愛と微妙な確執は姿形もない。
ダドリー夫妻までマトモな人間に成り下がって変更されていたのは悲しいことであろう。

ストーリーは途中から大幅に変えられており、館が襲いかかってくるおこちゃま向けホラー風映画と化す。
確かにそういう話になるなら、エレノアやセオドラの性格づけに変更があったとしても、頷けなくはない。
しかし根本において、「たたり」をおこちゃまホラーに変える必要があったかどうかは、激しく疑問だ。

そのわりに、妙に「たたり」に忠実で、「ああそのシーンか」「ああ、あそこね」と、細かいところでは合致している。
原作リスペクトなんだろうか……?
そのわりに、エレノアの言動は監督のご都合主義に従う。

やはりこの作品を見るにあたっては、「たたり」を先に見てほしい。
そのうえで見れば、まあまあ笑える作品といえそうだ。
ホラーなのに笑える時点で、ヤンデボンの監督生命は終わってるけれど――
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[ ホラー小説紹介 ]

「リング」〜鈴木光司の彼方

日本のホラー小説を紹介するとしたら、「リング」は外せない。
とはいえ、書く必要があるのかどうか……
知らない人はいないんじゃないかというほどの作品。

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(写真は処女作「楽園」。当時あった日本ファンタジーノベル大賞受賞作)

もっとも「リング」は初出時から売れていたわけではない。
1992年版「このミステリがすごい」の順位は第14位。
ミステリではないとはいえ、低い順位だ。

ちなみに同年1位は「行きずりの街」(志水辰夫)。未読。
2位は新宿鮫「毒猿」。
3位に「ダッグコール」。
……16位の「探偵映画」はもうちょっと高くてもいいと思う。

それはともあれ、リングは口コミで売れ始める。
そして三部作まで出るわけだけれども、「リング」〜「らせん」〜「ループ」と続く三部作のうち、ホラー的なのは「リング」だけじゃないかと思う。

最もホラー的なのは、リングの挿入話「バースディ」。
生まれたばかりの貞子が這いずり回る作品だった。

独立した別の短編集、「仄暗い水の中で」もホラー作品といえそう。
ただし一番印象に残った作品は、地下水脈を探検する話だった。

鈴木光司は、自身がホラー作家とされることを嫌っているらしい。
たしかにファンタジーや冒険のほうが本人の好みに合致している気がする。
同時に父性主義的マッチョイズムが顔を出し始めるのだが。

最終作の「ループ」にはそうした色彩が強い。

漫画「F」(六田登)のなかに、登場人物の面白い語りがある。
いわく、
「(エイリアン2で)生き延びていた少女が持っていた人形は、母性の象徴」
恐怖映画と母性は相性がいいようだ。
確かにリプリーが男だったら、面白味は半減する気がする。

マッチョな人間にはホラーは書けない。鈴木光司はそれを教えてくれる。
個人的には「楽園」が一番面白いと思う。

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[ ホラー映画紹介 ]

「たたり」(ホーンティング)

ホラー映画『たたり』というのは古い題名かもしれない。
今だと『ホーンティング』になるようだ。

「Haunting」=(幽霊などの)出没
(英語辞書より引用)

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1963年アメリカのモノクロ映画。
監督は『ウェストサイド物語』『サウンド・オブ・ミュージック』のロバート・ワイズ。
古典ホラー映画の傑作といわれる。


"ニューイングランドにたたずむ呪われた「丘の家」。マークウェイ博士は超常現象の研究のために丘の家を借り、超感覚を持つ二人の女性とともに数日の共同生活を始めるが……"

登場人物はわずかで主要な人間は5名だけ。
マークウェイ博士と家主の甥、超感覚を持つ主人公のエレノアとテオドラ。
この4人に加えて、物語後半に登場するマークウェイ博士の妻。

舞台もほぼ「丘の家」に限定される。

展開は「地味」の一言に尽きる。
特に化物が現れるでもなく、起きるのはラップ現象と冷気くらいだろうか。

では全然怖くないのか、というと、これが意外と怖い映画。
5人の人間関係がさざ波のように描かれていく。
そこに胆が冷えるような妙な感じがつきまとう。

起きた事件は超常現象ともエレノアの妄想とも、いずれともつかない。

しかし、むしろ怖いのはエレノアという人間だろう。
彼女は館のずれに似て、いつも少しだけずれている……
(エレノア役のジュリー・ハリスのモノローグと演技は見物)

原作はシャーリイ・ジャクソンの「山荘綺談」(早川文庫)。
創元文庫からは「たたり」という題名で出ている。
これも古典ホラーの傑作といわれている。

微妙な怖さ度:
大人な味わい度:



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arekaoスキンのカスタマイズは順調に

ぼちぼちと続けているテンプレート改良計画です。

今回は、自己紹介欄の新設。
arekaoチェックを押しのけて、右最上部に自作自己紹介?欄を置いてみました。

ぼちぼちステキ。


<作り方>  ちゃらちゃっちゃっちゃ〜ちゃらちゃっちゃっちゃ〜

1,フリースキン編集を選択して、{$modules_r}を探す(Ctrl+fで検索)。
2,{$modules_r}の直上に下のhtmlをコピペする。


<p class="side_title">ご挨拶</p>
<p align="left">ホラー映画やホラー小説などの怖い話をネタバレなしで紹介しているサイトです。</p>



3,「ご挨拶」「ホラー映画や……」の部分を、自分の文章に変える。
4,記事作成で貼りたい写真をupしてみて、そのHTMLを貼り付ける。

まあ大体そんな感じです。


※フリースキン限定。
※フリースキン全部を確認していないので、他のスキンでのclassが"side_title"で正しいかは不明。
※なぜか段落は<br>でしかコントロールできない。右サイドよく分かりません。……


追記

arekaoブログカスタマイズに関する記事はこのページでやるのは止めて、別にウェブリブログのほうでやることにしました。
ここはホラー専門でやっていきますです。
ブログはこちら → arekaoブログカスタマイズ
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カスタマイズの件で問い合わせてみたら……

編集できるテンプレート(スキン)の場合、どこまで編集していいのかarekaoに問い合わせてみた。



ここから問い合わせ

フリースキン編集に関しての問い合わせです。

フリースキンのメインテンプレート編集で、
以下の部分は削除できるのでしょうか?

1,ブログ最上部
{includefile="`$smarty.const.MASTER_TPL_DIR`header.template1.tpl"}

2,右カラム最上部(arekaoチェック)
{$modules_r}

3,右カラム最下部(PR)
{includefile="`$smarty.const.MASTER_TPL_DIR`searchbox.tpl"}{include file="`$smarty.const.MASTER_TPL_DIR`context.tpl"}{include file="`$smarty.const.MASTER_TPL_DIR`banner.tpl"}

これらの広告部分は消してよいのでしょうか?
消してはいけない部分がございましたら教えてください。

また、この部分を消すとarekaoポイントが付与されない等の不利益がございましたら、あわせて教えてください。

よろしくお願いします。

ここまで問い合わせ



返事くれるかなぁドキドキ。
と思っていたら、
返事はあっさりと返ってきた。



平素よりアレカオをご利用下さいまして、誠にありがとうございます。
お問合せの件ですが、そちらは削除いただかないようお願い申し上げます。
今後とも何卒アレカオを宜しくお願い致します。




……短っ。
ま、ま、まあ妥当な返事か。
でもなんだか微妙な返事だなぁ。
まあとりあえず宜しくお願い致しましちゃうしかないか……


追記

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「ジグソー  ゲーム・オブ・デス」(zigsaw)

久しぶりにホラー映画の話。
ん?テラー映画か…どうかな?
まあ、駄作というカテゴリが最も適切ではある。

51z5ULxTCIL._AA240_.jpg


"廃ビルに監禁された6人の男女。恐怖の殺人ゲームが始まる。生き残るのは誰?"

そんな話なんだが。

シチュエーションとしては「ソウ(SAW)2」のまんまパクリなんだけど、緊張感は全くない。
元々が映画ではなくビデオ作品(Vシネマ?)。
フジテレビの子会社の孫請けが全力を尽くして頑張りました!的な印象。

俳優一人一人の動き・動作がご都合主義で、
「いや〜、そこの水に顔は漬けないだろ」
「ん〜フツウその部屋、入らないよ」
「いや〜そこは確実にトドメをさしとかないか?」

おそらくそんなツッコミをこのビデオ作品はお待ちしています。きっと。たぶん。
B級グルメにはたまらない一品かと。

つっこみポイントとしてはもう一点あるようで、登場人物の名前がビバリーヒルズ青春白書の名前なんだそうです。そっかー、でも残念だけど僕、ビバリーは友近版しか知らないんだよな……

ちなみに原題は「Are you scared?」。元からパクリとはいえ、それをジグソーにするハイクオリティだ。
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投稿日時の消し方

アレカオブログで、テンプレートの改変してる人っていないような……

とりあえず投稿日時を消しました。
投稿日時が残るのって、ちょっとイヤなので。

これは簡単で、メインテンプレートのh4タグの中に書かれている、

{$entrytime[entry]}
{$entrytime_post[entry]}

を消せばいいだけ。

これを書いても、参考にする人は余りいないような気もするのですが。
(アレカオでテンプレート改変してる人っていないような……)
しかし、その「消した部分」をどこかに残しておかなければ明日の自分が困るとか(笑)



追記

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テンプレート改良

テンプレートに少しだけ手を加えました。
↓は元のテンプレート。

type2004_p.gif


左カラムを消去し、本文を長くしました。

以下は、あしたの自分のための覚え書き。頑張れ自分。

「スキン・サイドバー」の「フリースキン編集」から「メインテンプレート」を選び、
<!--left-->から<!--end left-->までの記述を全て消去。

そうすると左カラムが消えるが、本文部分が左にずれ、右カラムとの間が空くので、
本文部分を伸ばす。
<!--end left-->
のすぐ下に、
<!--center-->
という部分があり、その下に、
<td width="420"
という部分がある。

左カラムの分(190)を加えるので、420+190=610で、
<td width="610"
と、数字だけ書き換える。
その他、スタイルシートの該当部分の数字も書き換え(どこだったか記憶がもうない……エントリの部分と……あと590くらいの数字を入れた記憶が……)。

これで本文が伸びるんだけど、本文部分の背景画像をコントロールしなければ。

それ、たぶん出来ないんじゃないかなぁ……
仕方ないからurlを絶対指定してるんだけど、やっぱ背景は画像じゃなくてbackgroundcolorで決めるのかなぁ……

若干微妙。
あと、コメント部分がどうしても直らない。

やっとエントリのタイトルを<h1>でマークアップできた。ちょっと嬉しい。



追記

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[ 日記 ]

テンプレート改良中

現在テンプレートを改良しています。
しばらく見た感じが悪いですが、明日中には直ります。

ご迷惑をおかけします。
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[ ホラー映画紹介 ]

ソウ(saw)にまつわるホラーなエトセトラ

ホラーなエトセトラといっても、怖い話ではなくフニャーなエトセトラ。

映画「ソウ(saw)」シリーズはそれなりにHitしたホラー?作品群であることは間違いない。
でも、それほど爆発的ではないし、大体が余りに痛い系すぎてTVじゃ放映できないという長所(弱点?)があるため、そう、あんまり一般的じゃないと思う(レンタルショップには万々歳)。

…そのせいか、なぜだか異様にバッタもん(関西弁で偽物の意)ホラーが多い。
今回はそれらパチもん(関西弁で偽物の意)ホラーを紹介しよう。

まずは……

NSTD-283S.jpg


「ジグソー」から行こう。
裏には「あのSAWを超える」とあり、確信犯的題名だが、ソウとは関係なくジグソー(のこぎり)とも関係がない。
まあ一応、犯人は被害者の遺体を切り取り、一つの人形を作ろうとしてるんですけどね。

原題は「EYES OF CRYSTAL」。

内容は散漫。
主人公とヒロインその周りの人間を描ききれず、だからカタルシスも極めて弱い。

次は……

31KS301WXAL._AA192_.jpg


「SAW ZERO」はどうだろう?

恐ろしい(おぞましい)ことに、SAWとは何の関係もない。
三流タブロイド紙の記者がオカルトな事件に巻き込まれていく、という話。

原題は「Saints-Martyrs-des-Damnés」。

映画自体は、陰鬱な映像とストーリーで独特な雰囲気を持っている。
夢現とでもいうべき、現実と夢の境が不明瞭になるような……
もっともチャチぃ、と見るほうが正解かもしれない。

また、日本の某アニメ古典映画のメイン筋にちょっと似てるのもどんなものか?

あと一点。

51z5ULxTCIL._AA240_.jpg


最後の作品はまだ見ていない。
これこそソウに影響を受けたっぽいのだが……

これについてはコチラをどうぞ。
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ソウ3(SAW3)〜(ネタバレなし)

信頼できる映画批評サイトとして、みんなのシネマレビューというところがある。
なにが信頼できるかって、映画の評価点が信頼できる。これ大事。
ホラー新作を見に行くときにネタバレ評論なんて、間違っても目にしたくない。

Yahoo!映画の場合、工作員がしょっちゅう現れるので評価点がめちゃくちゃで、なんともホラー。

例えば「デビルマン」、今現在は1.37点(ちなみに5点満点)に収まってるのだけれど、これは昔のを削除したからだと思う。1.37点は穏当な評価。
公開当初はやはり1点台だったのが、数日後から5点を投票する人間が相次いで現れ(1人なのか複数人なのかは不明だけど)、3点台まで上がってた。なんともな話。

Yahoo!って結構キライで、特にコミュニティサイトの荒れ方って大手のなかではYahoo!がズバ抜けてひどいんじゃないかと思う。
みんなのシネマレビューのようにきちんと管理してあるサイトじゃないと信用できない。

217n5r48ciL._AA192_.jpg


さて、ソウ3(SAW3)の話。
今回も総指揮は第一作のジェームズ・ワン。
監督は第二作のダーレン・リン・ブーズマン、という組合せ。

みんなのシネマレビューの使い方としては、映画を見る前は題名検索して評価点だけを見る。
だいたい評価者が60人を越えたあたりから信用できる数字になる。

ソウシリーズの得点推移が面白い(2007年7月現在)。
第一作: 7.14点 (レビュアー284人)
第二作: 6.72点 (レビュアー151人)
第三作: 6.12点 (レビュアー79人)

なんとも順調な低下ぶり。
もっともこのサイトの場合、7点台は相当に高い評価で、6点台はそれなりに面白いという評価だけど。

まあでもこの数字は穏当な評価だとは思う。
監督がダーレン・リン・ブーズマンになってから、映像のアクは取れたけれどもエッジが弱くなったような印象がある。
相変わらずの仕掛けの部分はまあともかくとして……という感じ。

それなりに楽しめる一作。
だけれども、みんながソウに期待しているレベルはその程度じゃない、ということ。

痛い度

びっくり度
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