ホラーの刃先 〜edge of the horror〜 エッジ・オブ・ジ・ホラー

ホラー小説、ホラー映画の紹介・論評サイト。恐怖や怪談、怖い話が好きな人へ贈るホラーサイトです。

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お休み中です

当サイトはしばらくお休みさせていただいています。
ご了承ください。

追記1:2008年10月 ぼちぼち記事を直しながらサイト移転中です。

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クリスマス

すっかり寒くなりました。気がつけばもうクリスマス、今日は雪になりそうな気配です。

12月28日からエイリアン対プレデター2が公開されるようです。
AVPという表記も好きなのですが、前のCMで使われていたシーンがいいですね。
賛美歌が静かに流れるなかでエイリアンとプレデターが対峙しているシーンです。
あれはでも映画では使われていないような気がしています……。
クリスマス前のCM用のような。でも、ああいう音楽のあるシーンっていいですね。

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呪怨

あんまり邦画は見ないんだけど、たまには観ようなと思って「呪怨」をピックアップしてみる。
「呪怨1、2」はそれぞれビデオ版(両方とも1999)と映画版(両方とも2003)が計4本あって、あとアメリカ版「呪怨」(2004)「呪怨パンデミック」(2006)「完結編」(2008年公開予定)があるんだけど(説明だけで長ぇよ)、今回観たのは映画版「呪怨」。

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……いまだかつてない勢いで早送りし始めたのだが。
なぜ?って訊かれても「こりゃダメだ」と脳が囁いたからとしか。

そんなわけで何とも感想の書きようのない作品である。

話が時系列順に並んでいないそうで、呪怨 じゅおん 劇場版 〜時系列を並べ直せ!〜というサイトでよく分かる?らしい。
ん〜でもまあそういう問題じゃないよな……

「怖い」とか「恐怖」とかは非常に主観的な感情で、だから"全然怖くない"とか言っても仕方ないとは思うんだ。

ただ、「怖い」ってのは煎じ詰めたら「観客にとってリアリティのあること」に対する感情で、リアリティがなかったらしょうがないよな、という気はする。そういう意味で実はホラーって一番難しいんじゃないだろうか?
例えばミッキーやミニーで面白がらせたり感動させたりできるけど、ヤツらにホラーは100%無理だから……

ホラーファンが大概B級好きなのは、けっきょく寛容だからなんだろうね。
まあね、分からんでもないよ(どっちかってとB級嫌い)。

幽霊にリアリティを感じない人にとって幽霊物は絶対怖くないんで、そういう意味で四谷怪談って実は良くできてるんじゃないかと思う。ホラーっぽいんだけど幽霊を信じない人にも楽しめるし、どっちかってとスラッシャーホラーだし。お岩頑張れ、っていう。それにやっぱり恋愛物は失恋に限るね。最近のへたれた風潮に対して僕は……まあいいや。

まあでもどうなんだろう? 本作の幽霊の描き方をどう評価していいのか分からないんだけど、「ホーンティング」「TATARI」あたりの悪夢?のような作品群よりは遙かに良いか?
ん〜だから評価しようがない立場といいますかなんといいますか。

しかしザパニーズホラーがアメリカでブームになった理由ってのも正直よく分からんね……
アメリカのホラーは辺境に潜むんだけど、80年代のジャパンバッシングを経て、ついに日本もアメリカの辺境になったってことじゃね?みたいなことを考えたりもする。

ん〜まあなんともいえん。

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ホラー映画「らせん」

ホラー映画「リング」の正式続編が本作「らせん」
鈴木光司の原作は「リング」「らせん」のあと「ループ」と続いて完結するが、映画は「らせん」までしか作られていない。このあと作られた「リング2」もホラーだが、パラレルワールドでの物語となっており一般の評価はきわめて低い。
ちなみにその後に製作された「バースディ」は仲間由紀恵が主人公を演じる「リング」以前の物語。

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本作主人公の安藤は佐藤浩市が演じている。
佐藤浩市は私の好きな役者で、彼の独特の間合いは非常に面白いと思う。
メチャクチャな話でも成立させてしまうような存在感がある。

子供を喪った監察医・安藤の元に一人の死体が送られてくる。大学の同窓だった高山だった。解剖の途中、高山からの暗号が送られていることに気がつく安藤。知らぬ間に安藤は「リング」事件を追うはめに……

一般的評価はフツウ程度の作品だが、冒頭から物語途中までは観客を引き込む力があるように思う。
比較的、原作に近い(上映時間の都合上だろうか、いくつかの部分は改変されているが)
しかし徐々にトーンダウンしていって、「ああ……なるほど、フツウだわ……」といった感じ。

もともと原作を知らないと理解しづらいというのはあると思う。
ビデオの呪いの構造が変異して感染力の強い物へとなった、というのが原作の話で、その間に遺伝子の話が盛り込まれている。荒唐無稽な話だが、原作は作者が力業で成立させてしまった。
そんなわけで映画にするにはかなり難しい部分がある。

それとは別の部分だが、原作のこのシリーズはホラーとはいえミステリ色が強い。
ミステリ色が強い映画作品といえばシャラマンとか「ソウ」とかが思い付くが、本作はああいった伏線を拾っていくタイプのオチではなく、新しい道が示されるというタイプのオチで、映像にしてしまうとシマリがない。シマリがないというか、エピソードとして語られているだけでクライマックスにならない(小説では上手く処理している)。

また、(原作もそうだが)「ループ」まで行かないと面白さが半減すると思う。
「ループ」がないとクライマックスにならないんだよね、ラストのシーン。。。
(「ループ」は映像化不可能ということで作られていない)

それなりに丁寧に作られていて好感は持てるのだが、うーん、ちょっと惜しい作品だと思う。
原作ファンで気が向いたらどうぞ、くらいだろうか。
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ホラー映画「リング」を比較してみよう(3)

というわけでホラー映画「リング」の比較です。
出走馬は日本ホラー映画版、海外ホラーリメイク版、2時間ドラマスペシャル版の3頭。


栄光の第1位は!?

2時間ドラマスペシャル版、実はこれが一番面白い。ダントツだろう。

1995年の金曜ドラマ2時間枠で製作された作品で、映像化された中では最も早い
新聞記者の浅川に高橋克典、大学教授の高山には原田芳雄、山村貞子には三浦綺音(みうらあやね)を配した。
まだまだレンタルビデオ屋で借りられると思う。

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もちろん映画と比較すれば、安っぽいのは否めない。
しかし主演の高橋克典の顔を見た時点で、こちらとしても「分かりました、その点に関してはこちらも了解しましたので」とこうくるものだろう(失礼な人デスネ)。
その点さえ除いてしまえば、このテレビドラマ版が圧倒的に一番だ。

なんといっても、まず設定がよい。
原作の設定に最も忠実で、高山はやや性格破綻気味の大学教授、貞子は原作通りの○○○○となっており、異質・異様な感じが良く出ている。

ビデオテープの内容が原作に忠実なのも嬉しいところ。「まばたき」もちゃんとあって、冷静に考えてみても、なんで映画版はそこらへんの謎解き要素を削ったのだろう?

特に貞子の意図には配慮してあって、「なんで貞子はビデオテープで人を呪うのか?」という行動原理も一応フォローしている。映画版ではスルーされたところで、やはりこの部分がないと作品としては弱いだろう。

一番の違いは貞子の描き方で、テレビ版は生前も幽霊も貞子を綺麗に撮っている
若干エロいです。
襲い掛かる貞子も、この描き方が一番良い。

ホラーファンだと、映画版の襲い掛かり方は、「逆にむしろ普通」というか、「むしろ逆効果」というか、いずれにせよ襲い掛かってくる者を描くのは難しい。襲われるほうも心臓麻痺で死ぬという設定だから描きにくい(脳天カチ割られたほうがまだ映画的)。もっとも日本映画で襲い掛かるシーンを描くってのも思い切った話ではあり、評価は微妙なんだろうけれど、なにも考えずに評価すれば失敗映像だとは思う(思い切りの部分は買いかもしれないけれど)。

登場人物の行動原理もそれぞれよく整理されていて、また、最後に襲い掛かってくる貞子も印象的だ(原作を知っていると、「ほー、それでその人そこにいるのね」となる)。映画版と比較して、人物・粗筋に無駄な贅肉がない。

「リング」を観るなら本作をオススメしたい。
もちろん作りは安っぽいが、原作ファンなら間違いなく楽しめる。
他の映画版を観るなら、この作品も併せて観て欲しい。


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